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「あ、Aちゃん」
「え？あ、み、宮舘君。…どうしたの？」
放課後、私たち二年三組の下駄箱の前で一人でいたのは、宮舘君だった。
急に声をかけられてビックリして、彼の前でテンパってしまうのはどうしたって治せない。
「ふっかを待ってるんだ」
「あー…呼び出し、されてたな」
そういえばHRの最後に『深澤は終わったら職員室まで』と担任に言われていたのを思い出した。
『ちゃんと提出したじゃないすか〜』と文句をたれる深澤に『不備がある』と言い放っていたのでおそらく課題の事だろう。
「みたいだね」
可笑しそうに笑う顔もカッコよくて、「ほんとバカだよね」と似合わない言葉を吐いてもそれさえ宮舘君のスパイスになっちゃうんだから、これが惚れた弱みなのかと思う。
「深澤が来るまで、一緒に待っててもいい？」
思わず口をついて出た言葉は、自分でも一瞬理解が出来なかった。少し驚いたように私を見る彼に、言葉の意味を理解して私は一体何を言っているんだろうとハッとする。
「あ、ご、ごめん！邪魔、だよね」
「いいの？ありがとう、暇だったんだよね」
天使の微笑みで見つめられてしまえば、よく言った、と自分を全肯定するしかない。
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バンビ(プロフ) - 葉月さん» 葉月様、コメントありがとうございます。これからも楽しんで頂けるように頑張ります。これからもよろしくお願いします。 (2022年4月22日 16時) (
レス) id: 0059ecb2b1 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 本当に話一つ一つ大好きです。これからも応援しています！無理になさらないように自分のペースで頑張ってください♡ (2022年4月22日 15時) (レス) @page49 id: e15b346611 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バンビ
| 作成日時：2021年12月4日 22時
