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「…もうチャラいって言うなよ。俺、一途なの」
「……ほんっと、分かりづらい、」
背中に手を回せば、ふっと笑う声が聞こえて腕の力が強まる。
「…責任、ちゃんととってくれんの？」
「たりめーだろ、なんなら今から俺ん家行く？」
「い、行かないよ！ばか、変態」
ふははと笑って腕が緩まると、アゴクイ、なんてものよりもっと雑に顎を掴んで、顔をあげられる。
だけど、触れた手も唇も随分と優しい。
さっきよりも長く、角度を変えて降ってくるキスは、私の心を満たしていく。
「…ふ、…ちょ、…たんま…！」
変なスイッチが入りそうで慌てて体を突き放せば、不服そうな顔で私を見るからつい、ため息が洩れる。
「…学校、だから」
「なんか萌えね？」
「どこが、」
「まー、いっか。帰ろ」
ちゃんと、私を待っていてくれる深澤に、手を伸ばして私を求めてくれる深澤に、なんだかすごく安心した。
差し出された手を握れば、ギュッと握り返してくれる。
いつもこうして、私を見ていてくれたんだって思うと、やっぱり涙は止まらないけど。
「いつまで泣いてんだよ」って呆れたように笑って、それでもそんな私をまるごと受け入れてくれる深澤に、胸の奥がキュンと音を立てる。
私、いつの間にか深澤の事、大好きになってる。
自覚して、それが嬉しくて、なんて言ったら調子に乗りそうだから絶対に言ってやんない。
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バンビ(プロフ) - 葉月さん» 葉月様、コメントありがとうございます。これからも楽しんで頂けるように頑張ります。これからもよろしくお願いします。 (2022年4月22日 16時) (
レス) id: 0059ecb2b1 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 本当に話一つ一つ大好きです。これからも応援しています！無理になさらないように自分のペースで頑張ってください♡ (2022年4月22日 15時) (レス) @page49 id: e15b346611 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バンビ
| 作成日時：2021年12月4日 22時
