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「…私も」
恥ずかしくて俯きながらチラ、と顔を見れば、嬉しそうにだけど少し恥ずかしそうに宮舘君はふふっと笑った。
「…宮舘君って、アユミちゃんと付き合ってるの？」
聞いても良いのか迷ったけど、やっぱりどうしても知りたかった。
今強くそう思ったはずなのに、驚いた顔をして気まずそうに目を逸らす宮舘君を見て、しまった、と思う。
「…あ、ごめんね…急にこんな事、」
「そっか、…うん、そうだよね」
一人で納得したようにそう呟いて、眉を下げる。
困らせてしまったとまた後悔して別の話題を振ろうとすれば、先に口を開いたのは宮舘君だった。
「アユミと別れた事、知ってると思ってた。ごめん、ちゃんと言うべきだったよね」
どうして宮舘君が謝るのだろうと思ったが、そうだ、私は二度も告白してるんだったと思いなおす。
「…私こそ、ごめんね、」
「どうしてAちゃんが謝るの？」
「私が告白した事、気にしてくれてるみたいだから」
「違うよ」
あまり重く聞こえないようにヘラッと笑えば、宮舘君は真剣な顔ですぐに否定する。
「俺が向き合いたいと思ったから、そうしてるんだよ」
嘘なんかではない。
真っ直ぐに見つめる目から伝わるけど、期待してしまっても良いのかと心が歯止めをかける。
「これから時間をかけて、分かってもらえるようにするね」
すぐにいつもの顔で笑ってそう言うから、アユミちゃんの事など考える暇なんてなくなっていた。
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バンビ(プロフ) - 葉月さん» 葉月様、コメントありがとうございます。これからも楽しんで頂けるように頑張ります。これからもよろしくお願いします。 (2022年4月22日 16時) (
レス) id: 0059ecb2b1 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 本当に話一つ一つ大好きです。これからも応援しています！無理になさらないように自分のペースで頑張ってください♡ (2022年4月22日 15時) (レス) @page49 id: e15b346611 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バンビ
| 作成日時：2021年12月4日 22時
