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「深澤って家どこだっけ」
「××町」
「なんだ、近いじゃん」
中学の時にも一度、部活終わりの深澤とたまたま会って一緒に帰った事があった。
懐かしいな、と思いながら家路を辿る。
「そういうのって普通、反対方向なのに送ってくれた、優しい、カッコイイ、ってなるとこじゃん」
「なんだよ送ってやってんだから文句言うなよ」
そういえば、あの時もサッカー部の目黒君に振られたんだった。
「…深澤といるとろくな事ないなぁ」
「はぁ？どういう意味だよ」
「失恋してばっか」
「俺のせいにすんな」
深澤のせいじゃない事は分かってる。
呆れたように笑う深澤は、たぶん、目黒君に振られた事だって知っていて。
いつも偶然みたいに私の前に現れて、当たり前のようにそばにいた。
「不器用のくせに、なんでそんな慰めようとすんの」
「だーから、弱ってる女の子は放っといちゃダメなの、男は」
「…だからチャラいって言われるんだよ」
「お前にだけだっつのー」
なんだ、それ。と思っていれば急に黙り込むからチラ、と深澤を見ると気まずそうに目を逸らす。
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バンビ(プロフ) - 葉月さん» 葉月様、コメントありがとうございます。これからも楽しんで頂けるように頑張ります。これからもよろしくお願いします。 (2022年4月22日 16時) (
レス) id: 0059ecb2b1 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 本当に話一つ一つ大好きです。これからも応援しています！無理になさらないように自分のペースで頑張ってください♡ (2022年4月22日 15時) (レス) @page49 id: e15b346611 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バンビ
| 作成日時：2021年12月4日 22時
