光忠side ページ5
僕は長い廊下を走り続ける
主の手を取ってひたすら走り続ける
主はずっと涙を流しながら歌仙くんの名前を呼び続けている
確かにあの時戻れば歌仙くんを手入れすることはできた
でも、そうしなかったのは歌仙くんに言われていたから…
────────
今日も歌仙くんと一緒に厨で準備をしていた
燭「昨日は災難だったね。まさか主と歌仙くんが穴に落ちちゃうなんて。鶴さんにキツく言っとかないと…」
歌「………燭台切」
燭「ん？何？」
歌「最近……長谷部の様子がおかしくないか…」
燭「………長谷部くんか……」
歌「実は昨日の穴に落ちた時も……」
燭「……え？！ そんな事があったの……」
歌「ああ。あいつは少し執着しすぎると思う」
燭「依存って言うのかな… 異常だよね」
歌「あのままだと、いつか主の身が危ない状況になってしまうかもしれない……。だから、僕は初期刀として…彼女の守り刀として守る」
燭「うん…それが1番良いと思うよ。でも……あまり無茶はしすぎないでね」
歌「ああ。……そこで1つ燭台切に頼みたい事が」
燭「いいよ。何でも言って」
歌「……………………もし……
もし、僕の身の何かあったら………
その時は、燭台切に主をお願いしたい」
燭「え………縁起でもない事は言っちゃだめだよ」
歌「すまない…… もちろん僕は折れるつもりは無い。もしもの時の話だ」
燭「……ははっ、了解。引き受けたよ」
歌「ありがとう」
────────
大丈夫
大丈夫だ…
歌仙くんはまだ折れてない
だから……
主、笑ってよ……
泣いてる所を見られたら僕が歌仙くんに怒られちゃうよ
歌仙くんなら……
こういう時どうすればいいのか知っているのだろうか…
やっぱり僕じゃ君を笑わせる事さえできないのかなぁ……
でも……
歌仙くんから頼まれたからには守るよ
伊達男の意地を今こそ見せるべきだよね！
かっこよく決めたいからね！
だから、主………
安心してね
僕が守るから
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*ゆず* - す、すごく良いです(;ー;) (2018年12月8日 23時) (
レス) id: 54dcbc5513 (このIDを非表示/違反報告)
鶴華月(プロフ) - 緑さん» 泣いていただけるとは！！光栄です！！読んでいただきありがとうございます！！！！ (2018年6月8日 10時) (レス) id: 2acc915b67 (このIDを非表示/違反報告)
緑 - めっちゃ泣きました…。 (2018年6月8日 0時) (レス) id: 655aa0a522 (このIDを非表示/違反報告)
あずき - 涙がでてきました。現世に行ったとき、 (2018年4月6日 0時) (レス) id: c88c4d3afb (このIDを非表示/違反報告)
鶴華月(プロフ) - かきさん» ありがとうございます！個人的にヤンデレっていうシチュエーション結構好きなんですよ笑 (2018年3月1日 15時) (レス) id: 2acc915b67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鶴華月 | 作成日時：2018年2月27日 23時
