光忠side ページ36
少し、夜風に当たろうと外を歩いているとAちゃんの声が聞こえた
なにか…おかしい?
駆けつけると一期くんと宗三くんと江雪さんが今にもAちゃんに斬りかかりそうであった
反射的に僕は刀を抜きAちゃんの前に立ち、彼らの攻撃を受けた
幸い、刀で防いだ攻撃もあるが、少し傷を負ってしまった。
カッコつかないな、これじゃ…
一「光忠殿?!なぜ、邪魔をするのですか?!」
「君たちもなぜこの子を殺そうとしているんだい?」
宗「その者は僕たちの弟と接触したのですよ!汚れてしまった!」
「君たちが人間を許せなくて憎んでいることは知ってるよ!でも、人間みんながそういうことをする者ではないということをなんで分かってくれないんだ!」
江「分かり合うなど無駄なことでしょう…」
僕は溜息をつきながら刀を鞘に収め、気を失ったAちゃんを抱き上げた
「1度、この子と弟が遊んでるところ見てみなよ。
笑ってたよ。弟くんたち。」
一「わら…う?弟たちが…」
宗「そんなまさか…」
江「……」
僕は彼らに背を向けそこを去った。
さて、とりあえず薬研くんのところで手当をしないとね。
それにしても。Aちゃん。可愛いな。
傷が痛むのか少し苦しそうな表情で眠る姿
傷口から溢れ出てくる赤い血
すごく美味しそう。
血まで美しいなんて…
ああ、ほんと愛らしいなぁ…
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「わ、私が治すよ!」
そう言ってくれたのはとても嬉しかった
まさか、君に手当をしてもらえる日がくるとは
でも、そんな傷でまともに治せるのかな?
まあ、無理だよね。
でも、僕は知ってるから。もっと強い霊力を送り込める方法…
僕はAちゃんの手首を掴んで引き寄せて、逃げられないようにしてキスをした
すごい柔らかい。溶けちゃいそうだよ。
僕はさらに口ずけを深くした
もしかして、初めてかな?慣れてない感じ。
僕が初めてだと思うとすごく興奮する
真っ赤な顔で、涙目になりながらどうしたらいいか分からず受け入れるしかないAちゃん。
すごい可愛い。僕だけが今独占していると思うとすごい優越感。
ああ、綺麗だよ。A。
さすがに苦しくなったのか僕を押して抵抗した。
僕は唇を離し見つめた。ほんと綺麗
思わず部屋を出たけど、顔見られてないよね?
僕の顔今きっとすごい顔してる
恥ずかしさも多少あったが、それ以上に初めてを奪った優越感と独占欲。
ああ、
ボクノモノニシテシマイタイ
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作者名:鶴華月 | 作成日時:2017年11月25日 22時