現代のシンデレラストーリー3

ブライダルフェア ページ3

休日を利用し、2人でブライダルフェアにやって来た。

結「Aはどんな感じの結婚式にしたい？」

あ「うーん・・ウェディングドレスを着たいっていうざっくりした希望しかやっぱりなくて・・結弦こそ、オーサーコーチとかハビとかもちろん招待したいでしょ？それなら海外で挙げる方がいいんじゃない？」

結「でもそうすると、Aのお義父さん、お義母さんが大変だよ？」

なんて個室で話す2人。
引退したとはいえ、彼の話題はいまだにすさまじく、個室になっている状態じゃないと他のカップルからの目線をものすごく感じる。

日本とカナダの遠距離恋愛のためにこんなところで支障が出るなんて結婚してからじゃないと全く気が付かなかった2人。

ス「羽生様ご夫婦は海外の方もご招待されたいということですか？」

結「はい。僕のスケーターとしての人生を支えてくださった方なので絶対ご招待したいんです。」

ス「なるほど・・和装と洋装、どちらが希望はありますか？」

結「奥さんがウェディンクドレスを着たいと言ってますので、洋装がいいかなと思ってます。」

奥さんなんて彼の口からきけてポっと赤くなるA。
あ、でも自分のウェディングドレスのデザインばっかり考えてたけど和装の結弦も似合うだろうなぁ。でも、タキシードの結弦もきっとカッコいいと思うし、どっちがいいんだろう・・

なんて一人で思うA。

あ「あ、あの！」

ス「どうされましたか？」

あ「ウィディングドレスも着たいんですけど、着物も着たいです。」

結「どうしたの？」

あ「だ、だって・・・和装の結弦もきっと似合うから・・」

ボソッと恥ずかしそうにそう言うと、少し驚いた顔をしてから顔を赤くする旦那さん。

ス「本当、お互いのことを想いあっていてお似合いのお2人ですね。」

2人のやりとりに優しく微笑むスタッフの人であった。

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