よんじゅうろく ページ46
「ただいま！」
玄関の方からたかくんの大きな声がして。声音でたかくんの機嫌がいいって分かってしまう程共に時間を過ごしていたということにうれしくなる。
「おかえりなさい」
「うん！ただいま！」
なかなか部屋に入ってこないのを不思議に思って、玄関の方を覗くとニコニコ笑っているたかくんはまだ靴を履いたままで。
「どうしたの？」
「グフ、ちょっとこっちきて！」
なんだか楽しそうなたかくんに言われるがまま廊下を歩くとなんだかお花の匂いがしてきて。
香水なのかな？いや、それにしては本物っぽすぎるかも。
「じゃーん！」
満面の笑みを浮かべたたかくんの背中から出てきたのは黄色の1輪のお花。綺麗にラッピングされたそのお花は知識がなくて名前は分からないけど、明るい雰囲気はどことなくたかくんに似ている気がした。
「どうしたの、それ」
「ん〜なんか今日入ったお店でおれに似合うって花言葉教えてもらった」
はい！プレゼント！って差し出してくれるからお礼を言って受け取る。
生きている間に男性からお花をもらうなんて思ってもなかった。ドラマじゃあるまいし。いや、もちろんお花をプレゼントする素敵な男性がいることも知っていたけど、今までの彼氏はそういったことができる人ではなかったし、父は母のことをとても愛していたけれど花をプレゼントしているところなんて見たことがなかったし。
「ンハ、なにその顔〜！」
「嬉しすぎてどう喜んでいいのか分からない顔！」
「なにそれ、へんなのー！」
1輪だけなのに！って楽しそうに肩を揺らして笑うたかくんと一緒に部屋に入ろうとして、足を止める。
空調が効いている部屋に入れたら枯れてしまいやすくならないのかな。
せっかくたかくんが買ってきてくれたお花なんだから少しでも長く綺麗に咲き誇っていてほしい。
「どうした？」
「いやなんか枯れそうで怖くて」
「枯れちゃったらまた買ってきてあげるよ」
だから入ろ？って腰に手を添えられて。誘導されるがまま部屋に入った。
「なんてお花なの？」
「んー？忘れた」
「え？！」
すごく好みのお花だから次から雑誌なとで好きな花とか聞かれたら答えようかなとか思っていたのに。
いや、それって匂わせになっちゃうのかな。やめとこ。
「たかくんってお花買ったりしないと思ってた」
「なんで？」
「なんか虫とか付いてきそうって言いそう」
「虫が付いてきても、なんとかして取ろうと思うくらいAに花渡したくなったの」
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ねぎ(プロフ) - ゆきさん» ゆきさん！終わらせてみました！ありがとうございます〜(; ;)わたしも恋しくなってきたので、またいつかこの2人でお話を書けたらなと思います！読んでいただきありがとうございました！別作品もよろしくお願いします！ (2022年6月21日 8時) (
レス) id: ad33ce073d (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ついに終わってしまわれたのですね…！！！バタバタしていて、読むのが遅くなり、最終回とても寂しいです… 。もしまた機会があれば、続編等ご検討ください…！！！別作品の更新も楽しみにしております！ (2022年5月22日 22時) (レス) @page50 id: a9e1723e86 (このIDを非表示/違反報告)
ねぎ(プロフ) - 由乃（よしの）さん» わー！ありがとうございます！！！楽しんでいただけるような続きを書けるようにがんばります！！ (2022年1月11日 1時) (レス) id: 8a17a4a235 (このIDを非表示/違反報告)
由乃（よしの）(プロフ) - きゃあーたかくんがあああ！ 続き楽しみです！！ (2022年1月10日 21時) (レス) @page33 id: a4b9ddb561 (このIDを非表示/違反報告)
ねぎ(プロフ) - はなさん» え〜！ありがとうございます！！これからもバンバン出します！！！ (2022年1月8日 0時) (レス) id: 8a17a4a235 (このIDを非表示/違反報告)
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