にじゅう ページ20
『方向同じだし送るよ』
メンバーとのご飯の帰り。樹がそう言ってくれて2人でタクシーに揺られて
最寄りのコンビニで下ろしてもらう。
なぜか一緒に降りた樹と並んで歩くのはなんだか久しぶり。
「酔った」
『あんだけ飲めばそりゃ酔うべ』
「うぅ」
『後部座席だったし』
そろそろ学べよ、なんて鼻で笑われる。
ごもっともです。
『帰れば増田くんいんでしょ？』
「うん、もう着いてると思う」
『じゃあおれ部屋の前まででいいね』
「ここでも平気」
『お前部屋までたどりつけない前科あるからやだ』
樹が動く度に鳴るチャラチャラという金属が動く音はたかくんと歩く時にはしないから、変な感じ。
、、、、、まって、いま
「樹」
『ん？』
「な、んで増田くんのこと」
わたし言ってないのに。
すきなのはバレてるんだろうなとは思ってたけど、付き合ってるよって照れくさくてまだ報告できてなくて。
『いや、カマかけただけだったんだけど』
「、、わたしやらかした？」
『おー、そうなる』
『で？いつから？どこまでやった？言ってみ』
暗闇の中でもわかるくらいニヤニヤされて。
絶対バレたくなくて気を張ってたのに。つい口を滑らしてしまうんだからお酒って怖い。
「最っ悪」
『音楽番組のときもわざわざ会いに来てたもんなあ』
「もう忘れて」
『無理』
『進展望んでるわけじゃないとか言ってなかったっけ』
「忘れてってば」
ヒヒ、って意地悪な顔をする樹。小さい時からずっとそう。こうやっていじめられる。
『ま、幸せそうならいいわ』
「樹も長続きする相手見つけられるといいね」
『ほんとな〜』
少し歩けばもうマンションのエントランス。
エレベーターを待っている人影が見えたから迷惑にならない程度に会話のボリュームを落とす。
「あ、おかえり」
「あ、」
『こんばんは』
エレベーターを待ってたのはたかくんだった。
『おれここまででいいね、そんじゃまた』
「うん、ありがとう樹」
『増田くん』
「んん、おれ？」
『すみません、めっちゃ酔わせちゃいました』
『酒でも、タクシーでも』
「まじ？了解」
『次からはこういうの無いように気を付けるんで！失礼します！』
軽く頭を下げていなくなってく樹の背中を眺めて「おれ先輩だなあ」と嬉しそう。
結構気持ち悪いけど耐えながらエレベーターに乗り込んで。なんとか6階にたどり着く。
「はいとーちゃく」
「遠かった〜」
「どこで飲んでたの」
「○○ってとこ」
「近いわ」
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ねぎ(プロフ) - ゆきさん» ゆきさん！終わらせてみました！ありがとうございます〜(; ;)わたしも恋しくなってきたので、またいつかこの2人でお話を書けたらなと思います！読んでいただきありがとうございました！別作品もよろしくお願いします！ (2022年6月21日 8時) (
レス) id: ad33ce073d (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ついに終わってしまわれたのですね…！！！バタバタしていて、読むのが遅くなり、最終回とても寂しいです… 。もしまた機会があれば、続編等ご検討ください…！！！別作品の更新も楽しみにしております！ (2022年5月22日 22時) (レス) @page50 id: a9e1723e86 (このIDを非表示/違反報告)
ねぎ(プロフ) - 由乃（よしの）さん» わー！ありがとうございます！！！楽しんでいただけるような続きを書けるようにがんばります！！ (2022年1月11日 1時) (レス) id: 8a17a4a235 (このIDを非表示/違反報告)
由乃（よしの）(プロフ) - きゃあーたかくんがあああ！ 続き楽しみです！！ (2022年1月10日 21時) (レス) @page33 id: a4b9ddb561 (このIDを非表示/違反報告)
ねぎ(プロフ) - はなさん» え〜！ありがとうございます！！これからもバンバン出します！！！ (2022年1月8日 0時) (レス) id: 8a17a4a235 (このIDを非表示/違反報告)
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