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深澤 side





ラウールに無理やりリビングを追い出されて渋々階段を登った。


一旦4人で集合することになり、佐久間の部屋でアニメキャラの視線を浴びながら中心に輪になって座る。




紫「え、知ってる人だぞおい?」




一呼吸置いてから俺がそう口を開くと、他の3人も俺も、と言い始めた。


どうやら全員知り合いが居たらしい。




紫「え、なおさら気まずい。」


青「やっていける気がしない。」


桃「俺ちゃんと話したことすらないんだけど、」


橙「家でも落ち着いて居られんくなるやん…」




みんなそれぞれ文句と不安とをぶちまけて、どんどんとヒートアップしていく。


声が大きすぎて下にいる人達に聞こえてしまったかもしれない、と冷静になった瞬間、部屋のドアが開いた。

 


白「みんな騒ぎすぎ−、」




呆れた様子のラウールが入ってくる。




白「4人はもう帰ったよ。」




その言葉を聞くと4人で一斉にラウールに詰め寄った。




 「「「「で!結果は!?」」」」


白「ん?いい物件だから入居してくれるってー!やったぁ」




ラウールがキャキャとはしゃぐ姿とは反対に、俺達の顔はこの世の終わりみたいに沈みきっていた。




白「なんでそんなに嫌なのさー、かっこいいし優しいし良い人ばっかりだったよ?」


紫「ラウ…、お前は何もわかっていない…」


青「なぜ俺達がこんなにも嫌がるのかを…」


桃「実はな…、」


橙「知り合いがいるんよ!気まずすぎやろ!!」




そしてまた騒ぎ出す俺達。


ラウールはキョトンとした後キャハハ、と甲高い声で笑って口を開く。




白「みたいだね笑。イケメン4人組が言ってた笑」




は?あっちもわかっている…、だと…!?、


だって俺なんて喋ったことないし、ときどき顔を合わせるだけくらいの関係なのに。


いや、でも、


あの人が俺を知っているって言ってたわけじゃないかもだし?




紫「ち、ちなみに…、誰がなんて言ってた…?」




俺が恐る恐る聞くと、ラウールは顎に人差し指をあてて思い出すように上を向いた。

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塩里(プロフ) - ゆなさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!更新頻度は遅くなってしまいますがこれからも読んでいただけると嬉しいです! (2023年1月12日 14時) (レス) id: e0f966ef53 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - いつも楽しみにしてます!更新して頂けるだけで良いんです!大好きです! (2022年12月26日 1時) (レス) id: 9127acbd54 (このIDを非表示/違反報告)
塩里(プロフ) - 。さん» すみません!教えていただきありがとうございます!また間違えていたらよろしくお願いします、笑 (2022年9月25日 22時) (レス) @page4 id: e0f966ef53 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 知り合いは四人です (2022年9月17日 4時) (レス) @page4 id: d6b978f9df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:塩里 | 作成日時:2022年9月12日 0時

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