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18. ページ18







まずは最初から大変だったふっかさん。


気づかれないように岩本さんの部屋のドアから少し覗いて見ることにした。




紫「これ、っどこおけばいい、ですかっ、?」




ふっかさんは前が見えないような大きめのダンボールを抱えていた。


そんな重そうなもの持って大丈夫かな…。


と、心配そうに見守っていると案の定ふっかさんがなにかに躓く。




白「あぶなっ___!」




咄嗟に部屋に飛び込もうと思ったがそんなことする前にふっかさんは荷物と一緒に誰かの腕の中へ…



黄「大丈夫ですかっ、!すみません、こんな重たいもの持たせてしまって…。」



岩本さんは片手でふっかさんを抱きかかえ、もう片方で軽々と荷物を持っていた。



紫「だ、いじょぶ、です…///」


黄「この前のこと考えれば危ないってわかったのに…、ほんとにすみません…」




岩本さんは力と比例しないほどのシュンとした子犬みたいな表彰でふっかさんを見つめた。


ふっかさんはそんな岩本さんに焦点があっているのか…、ぼーっと一点を見つめていた。


ハっと我に戻ったのかよくわからない奇声を発しながら岩本さんから離れる。


目も合わせないでお礼を何度か言った後に、ただ呆然とその様子を見ていた僕にふっかさんが絡んできた。




紫「よ、よお!らう!、」


白「ふっかさん大丈夫?」


紫「恥ずかしいところを見せちまったようだなあ!あはははは!」




ふっかさん、怖いよあなた。


本当に大丈夫??


ふっかさんはまだ笑いながらバシバシと僕のことを叩いてきた。


痛いよふっかさん??


理由もなくただ叩かれた恨みとして、岩本さんに聞こえるようにわざと大きい声で言う。




白「緊張して恥ずかしがってないで、ちゃんと手伝ってよねー?このままだと邪魔なだけになっちゃうよ?」




俺がそう言うとふっかさんはおいばかっ、って緊張とか恥ずかしいとか言うなよって目で見てきた。


相変わらず収まってない赤い顔のまま岩本さんの方を振り返ると岩本さんは少しキョトンとした後




黄「俺も少し、緊張してますよ笑。迷惑なんかじゃありません。本当に助かってます。」




と、目がなくなるくらいにくしゃっと笑った。


ふっかさんはまた射抜かれたようだった。


なるほど、これがふっかさんの言っていた笑顔か…


なかなかやるな、岩本さん…。

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塩里(プロフ) - ゆなさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!更新頻度は遅くなってしまいますがこれからも読んでいただけると嬉しいです! (2023年1月12日 14時) (レス) id: e0f966ef53 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - いつも楽しみにしてます!更新して頂けるだけで良いんです!大好きです! (2022年12月26日 1時) (レス) id: 9127acbd54 (このIDを非表示/違反報告)
塩里(プロフ) - 。さん» すみません!教えていただきありがとうございます!また間違えていたらよろしくお願いします、笑 (2022年9月25日 22時) (レス) @page4 id: e0f966ef53 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 知り合いは四人です (2022年9月17日 4時) (レス) @page4 id: d6b978f9df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:塩里 | 作成日時:2022年9月12日 0時

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