警察学校組との日常

LIFE.9 ページ10

萩原さんは｢それ現役の前で言わないで〜｣と冗談っぽくゆってくれた笑


『ははっすみません、17の時に付き合って20歳なって籍を入れて、すぐにかれんが来てくれました、
出産の時も何とか間に合って立ち会いして2人でかれんを見て号泣でした笑
でも、かれんが1歳なって少し経ってから殉職したって話を警察から聞きました。』


萩｢内容は聞かされなかったの？｣


『はい、私も聞きました、でも教えられないの一点張りでした、
私は主人が何課とかも知りませんでしたし、
無くなってから警察手帳を頂いて初めて知りました。』


私はイスから立ち上がり仏壇に置いてる警察手帳を持ち萩原さんに見せた


『主人は警視庁公安部に所属していました。』


萩｢すごっ！｣


やはり警察なら、どのくらい凄いのか分かるのかと彼の反応を見て思った


『そんなにすごいんだ』


萩｢もしかしたら、死因教えてくれなかったのは公安だったからかもね｣


『ん？何でですか？』


私は警察組織が理解出来ていないので何で公安だと教えてくれないのか分からない


萩｢公安が追ってる件は1課や2課3課他が手に負える案件じゃないんだよ、
多分だけどだから警察はAちゃん達が巻き込まれないように何も言わなかったのかも知れないね、
旦那さん相当ヤバい奴追ってたんじゃないかな？｣


萩原さんに説明してもらって何で今まで主人が仕事の話をしてくれなかったか理解出来た。


『そっか、そういう事かだからか…
萩原さんありがとうございます』


萩｢ううん！それよりさ、さっきから敬語だし、苗字呼びだし、タメ語で研二でいいって言ったのに！｣


『あそっか、ごめんね、ありがとう研二さん』


萩｢さんもいらないけど！まぁいいや！｣


すぐに重い空気から明るい空気に変えてくれる
本当にすごいし何より人の気持ちを凄く分かってる。


『研二さんってムードメーカーだったでしょ？』


萩｢そーだったかもね笑｣


『少し話しただけだけどすぐ分かるよ、本当にありがとう』


萩｢え！俺感謝されるようなことはしてないよ！！｣


私は首を左右に振り『そんなことないよ』と言った


萩｢泣かないのAちゃん〜可愛い！｣


頭をポンポンされ赤くなった顔を見られるのが恥ずかしく下を向いた


『///』


萩｢あ、照れてる？｣

と当てられ、この火照った顔を隠すために冷蔵庫にあるお酒を開けて一気に飲んだ


『もぉ〜今日は飲む！！』

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