警察学校組との日常

LIFE.8 ページ9

『改めて私はAA生まれも育ちも大阪で20歳の時に結婚して東京に出てきたの。』


萩｢へぇー！Aちゃん大阪出身なんだ！全然訛らないね！｣


『本当に？良かった〜』


普通に喋るとイントネーションが関西のものですぐに突っ込まれるが彼には分からなかったようで嬉しかった笑


萩｢嫌じゃなかったらでいいんだけど、
Aちゃんの旦那さんのことも教えてよ、馴れ初めとか｣


『いいですよ、あの人と会ったのはまだ高校生の時です。
私が少し警察のお世話になっていまして…』


と話してる途中で萩原さんが口を挟んだ


萩｢ごめん、ちょっといい？Aちゃんなにしたの？笑｣


『そーですよね！まずそっから話しますね！
私は施設で育ちなんです。
でも施設は規則が厳しくて学校から戻って服を着替えてすぐに施設から出て行って
その度に警察のお世話になって、
高校生なってからは年齢誤魔化して夜の仕事もするようになりました。
でも警察に見つかってバイトもクビ、
また違う所で働いて警察に見つかってってのを繰り返してました。』


萩｢なんでそこまで夜の職にこだわってたの？｣


『夜の方が給料がいいじゃないですか、それなりのことしてるし』


苦笑しながら｢あ〜｣と頷いた萩原さん


『私がまた夜のバイトしてる時に主人と出会いました、
でも彼は他の警察とは少し違ってました。
いつもマニュアル通りってゆーんですかね？
同じことを聞いて書類かかされてってやってたんですけど、
交番勤務でもない主人にたまたま捕まったんです。
多分潜入かなんかしてたのかもしれないんですけど、
｢ここにいろ｣って言われて閉店までお店で待ってたんです、
じゃ戻ってきてそこから色々話しました。
ここで働くのも何か理由があるんだろ？
帰りたくない理由でもあるのか？
お金が何で必要なのか？とか
今思えば取り調べですよね笑』


現役の警察に聞いたら彼も笑って｢そーだね｣って言ってくれた。


『主人も私と境遇が似てたらしく、
だから惹かれたのもあるかもしれないですね。
私は警察大嫌いでしたけど主人と会ってちゃんと更生して前ほど警察も嫌いにならなくなりました』

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