警察学校組との日常

LIFE.32＊伊達＊ ページ35

松｢わりぃか｣


『ううん、ごめん、見た目子供嫌いそうだったからかれんのことすっごい気にかけてくれてびっくりしたの。ありがとう』


松｢…あ、あぁ｣


諸｢松田照れてるじゃん笑｣


景光さんに茶化され松田さんも｢あぁ"？照れてねぇ｣と言い合った。


そんな2人のやり取りを見て私は夕飯に取り掛かる。
私がキッチンで準備をしてるとカウンターから
ひょいと研二さんが顔を覗かせた

萩｢今日の夕飯なーに？｣


『何食べたい？』


萩｢ん〜、あ！じゃあ…生姜焼き！｣


『いいよ！じゃあ先にかれんの夕飯しちゃうから待っててね』


私はかれんの夕飯を作り、私たち用のご飯の下準備をした。

その時【ドタンッ】と2階から音がした。
その音を聞いたのは私だけじゃなかった。

諸松萩｢！？｣
松｢おい、今2階から物音したよな？｣
萩｢あぁ、もしかして…｣と研二さんは私の方を見た

(また増えるのだろうか…こんな時に…)

萩｢俺見てくるわ｣

と言い2階に向かってくれた。

私はかれんを1人に出来ないのでかれんの元へ
すると松田さんが｢俺も一緒に行くぜ｣

諸｢じゃあ俺はここで萩原待ちだな｣

各々持ち場で待機。

少しして2階から降りてくる足音がし、リビングの扉を開けた

萩｢あれ？松田は？｣

諸｢Aちゃんとかれんちゃんと避難してる｣

萩｢あ、そっか、それよりさ伊達だぜ｣

諸｢うわっ！ほんとだ！意識は？｣

萩｢あぁ大丈夫だ｣

諸｢まさか伊達が…こいつ死なねぇと思ってたのにな。｣

萩｢そうだよな。｣

と言い萩原さんは伊達さんをソファーに寝かした。

萩｢俺松田たちに伝えてくるわ｣

諸伏さんは｢おぅ｣と返事し、萩原さんがリビングを出た。

少しするとリビングの扉が開いた。

松田さんが入るなり

松｢伊達！おきろ！｣

と胸ぐらを掴みながら持ち上げた

『ちょっ！ちょっと陣平さん！
伊達さん向こうで何があったか分からないけど…どこか怪我してる可能性もあるんだから目覚めるの待とう』


私は松田さんを制止した。


萩｢そうだな、ここに居るってことはほぼ間違いなく命は落としてるってことだ｣


松田さんは｢チッ｣と舌打ちをし椅子に座った。


『私先にかれんにご飯食べさせてくるね』


私はかれんのいる部屋に行き、雑炊を食べさせながら話かけた。

『まだしんどい？』

｢ううん、元気なってきたよ｣

『よかった、でも無理しないでまだちゃんと休んどくんだよ』

｢はーい｣

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