サイカイ ページ10
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「ようこそお越しくださいました」
受付の方の心地よい声
ゆったりとした空間
一度だけママに連れられて来たことがある。
その時にジュリくんと会ったんだな、
なんて思い出に少し浸ってみたり
「失礼ですが凜さんですよね」
『はい…』
「ジュリから聞いております。ご指名は
"みずき"
でよろしいでしょうか。」
『あ、お願いします』
ジュリくんの優しさなのか何かの企みなのか…
正直戸惑ったけど、感謝をすることには間違いない
比較的若いボーイさんにVIPルームらしきところへと案内された
「こちらでお待ちください。」
代金は全てジュリさん持ちですので
「ごゆっくり」
そういい戻っていった。
どうしてここまでしてくれるのだろうと疑問に思った
それと同時にフワッと甘ったるいバニラが鼻を掠めた
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作者名:おさく | 作成日時:2021年12月16日 22時