マタネ ページ15
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振り返ると
『誰、ですか?』
見ず知らずの男が立っていた
「大きくなったなぁ、」
『は?』
「覚えてない?」
"あんなに愛を捧げたのに"
どういう事だ、
「Aちゃんの一番は僕だろ?」
「その男の子はだれ?僕以外の奴と結婚したの?」
「奪い返せばいいか、ヌフフフフ」
え、何、気持ち悪い
それだけ言い残して去っていった
容姿はホスト。
でも、私の名前を知っている。
愛 って何、?
男の子に
『お姉ちゃんの家行く?』
と聞くと頷いたので帰路に着いた
電車に乗るのは気が引けて、
タクシーに乗り込んだ
「あのおじさん、だあれ?」
『知らない人だよ』
「おねえちゃんは、ぼくがまもる!」
『ほんとに?ありがとう。』
昔は親からの愛情をしっかり受けていたのだろう
この子を守りたいと思った瞬間
愛情をあげたいと思った瞬間
『お名前は?』
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作者名:おさく | 作成日時:2021年12月16日 22時