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無我夢中で走った
しかし、手首をぐっと掴まれる
「기다려…(まってよ)」
「(GDさんと知り合い…？
どうして逃げる？)」
GD…
きっと知り合いかと聞いているのだろう
「いえ…
本物だったので、びっくりしてしまって…」
嘘の日本語を並べた
その言葉が分かったのか分からないのか
彼は少し困ったような顔で私を見つめた
ジヨンよりも少し背の高い彼
私の手首に回る長い綺麗な指
ジヨンも綺麗な手をしていた…
「A…？」
その声にまた我に返った
彼の口から私の名前が出て驚く
「(そう呼んでた)」
なぜか彼の顔が悲しそうだった
「あ、あの…私…」
なにか言わなきゃと口を開いた
うまく言葉にならない
すると
手首を掴んだままもう片方の手が伸びてきて
指先でそっと私の唇を抑えた
「(何も言わなくていいよ)」
私を見つめるその瞳
なんて優しく、そして物悲しく微笑む人なのだろうと思った
男性を目の前にここまで気持ちが穏やかでいられたのは久しぶりだった
彼の手が私の手首を再度深く握り直そうとしたとき
あの夜のことがフラッシュバックした
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
切れた電話の機械音
孤独の闇に放り出されたあの時
「…行こう」
コウくんのその言葉に私は身を委ねてしまった
手を引かれるまま付いて行った
静かなホテルのフロントで彼がチェックインを済ませる間
手を繋いだまま、ロングコートの後ろ姿をただぼんやりと見つめていた
部屋に、入ると彼は私のコートを脱がせてくれて
ソファへと促してくれた
もう涙はこぼれてきてはくれなかった
彼から手渡された水の入ったグラス
その水面が揺れるのを長いこと見ていた
「A…」
そう呼ばれ、ふと彼の存在を再確認したとき
彼の両手が私の肩を押した
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mayu.(プロフ) - Non☆BDさん» コメントありがとうございます(*´ー｀*)迷走しています…ご期待に沿えるようにがんばります(´；ω；｀) (2018年2月1日 20時) (
レス) id: f5b19fa5d9 (このIDを非表示/違反報告)
Non☆BD(プロフ) - mayuさん、更新お疲れ様です、たくさんありがとうございます。ほんと続きが楽しみでドキドキワクワクしてます。お気に入りも増えててなんか嬉しいですね！また、待ってます！ (2018年1月24日 21時) (レス) id: 8b55ace9bb (このIDを非表示/違反報告)
mayu.(プロフ) - 白兎さん» コメントありがとうございます！前作と違って、書きたいことが明確に決まっていないので、迷走するかもしれませんが、同じような雰囲気の作品になるように頑張りますので、よろしくお願いします(*´ー｀*) (2018年1月21日 22時) (レス) id: f5b19fa5d9 (このIDを非表示/違反報告)
白兎(プロフ) - 待ってましたー！続編書いてくださってありがとうございます！更新楽しみにしてます！！ (2018年1月20日 12時) (レス) id: b7e0b01a02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mayu | 作成日時：2018年1月18日 0時
