30 mako ページ30
あ、しまった…
コウと話終えてフロアに戻り、2人が座るテーブルに目をやると
ジュンとAが顔を至近距離に寄せている
「A！！」
慌てて名前を呼ぶとAはくるっとこっちを向き
にっこり嬉しそうな顔をしながら
「マコちゃーん♩」と駆け寄ってきて私に抱きついた
はぁ…
「A…お酒飲んじゃだめって言ったでしょ？
ジュン！！」
そう言ってジュンを睨みながら近づく
「いや！ほんのちょっとだけしか飲ませてないって！俺のやつ飲んでみたいって言うからさ」
依然として睨みをきかせる
「いや…悪かったよ」
非を認めた
少し遅れてコウが戻ってきた
「コウくん♩」
コウに抱きつこうとするAの腕を引っ張り、ソファーに座らせる
「ジュンが飲ませた」
そう伝えると
「あーらら」とだけ言って微笑し、ソファーに腰掛け、タバコに火をつけた
「マコちゃん怒ってる？ジュンくんは悪くないの
私が飲んでみたいなって言ったの
約束…やぶってごめんなさい」
目を潤ませてそう訴えるAに
同性ながら胸がきゅんとした
Aはお酒が極端に弱く
こんな状態になる
なのに顔色は変わらないのだから尚更厄介で
本気と捉えてしまう輩が後を絶たない
だから、Aには日頃からお酒を飲まないようにキツく言ってあるが、
当の本人は無自覚であるから、時々こうして私たちとの約束を破るのだ
「ま！今日は俺らもいるしいーだろ？
それにほらA、韓国に行くんだったら
ちょっとは酒に強くならないとな！」
ジュンのその言葉に私は再び睨みをきかせる
そんな私の心境など、まるで分からないだろうAが
「そうだね！ジュンくん、ありがとう♩」
とジュンに抱きつき
コウがそれを見て、くすっと笑った
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mayu.(プロフ) - Non☆BDさん» コメントありがとうございます(*´ー｀*)迷走しています…ご期待に沿えるようにがんばります(´；ω；｀) (2018年2月1日 20時) (
レス) id: f5b19fa5d9 (このIDを非表示/違反報告)
Non☆BD(プロフ) - mayuさん、更新お疲れ様です、たくさんありがとうございます。ほんと続きが楽しみでドキドキワクワクしてます。お気に入りも増えててなんか嬉しいですね！また、待ってます！ (2018年1月24日 21時) (レス) id: 8b55ace9bb (このIDを非表示/違反報告)
mayu.(プロフ) - 白兎さん» コメントありがとうございます！前作と違って、書きたいことが明確に決まっていないので、迷走するかもしれませんが、同じような雰囲気の作品になるように頑張りますので、よろしくお願いします(*´ー｀*) (2018年1月21日 22時) (レス) id: f5b19fa5d9 (このIDを非表示/違反報告)
白兎(プロフ) - 待ってましたー！続編書いてくださってありがとうございます！更新楽しみにしてます！！ (2018年1月20日 12時) (レス) id: b7e0b01a02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mayu | 作成日時：2018年1月18日 0時
