12 gd ページ12
「ジヨンも見たの？
私もさっき同じ夢を見てた
ふわっと持ち上げられて…
ほんと不思議ね」
二人で部屋の湯船に浸かりながら
朝のひとときを過ごす
Aも同じ夢を見ていた
「今日は何しよっか
夜にはソウル？」
「그래(そうだよ)」
こんな穏やかな毎日がずっと続けばいいのに…
「そうだよね？2日もジヨンをひとりじめしちゃったし、さみしいけど我慢しなきゃ
ずっとこんな毎日が続けばいいのに…」
！
『…A
一緒に暮らそう？
韓国に来てほしい…
わがままだよね…」
ぽちゃん…と
水音だけが、部屋に響く
「…ジヨンと
一緒に暮らしたい…
でも、今の毎日のことがあるし、
それに、言葉も話せない…
仕事だって…」
『…ほんとにわがままだって分かってる
でも、Aにそばにいてほしい
８月からはまた一緒にいられなくなる
まずは、それまで一緒に
そして、その後もずっと一緒にいられるように
Aが不自由なく暮らしていられるように
俺がぜんぶちゃんとするから
だから…
俺と一緒にいてほしい…』
そこまで言って、口をつぐんだ
NOと言われても仕方ないと思った
もし仮に自分が逆の立場であったら、
そんな先の見えないことへの決断は難しいだろう
抱えたAの首筋をぼんやり見つめていた
まとめた髪が少しほつれて
湯船に浸って濡れていた
ぽちゃん…
水面が揺れてAがゆっくり振り返り
その瞳に俺を写した
「私…勉強って今までちゃんとしたことなくて…
韓国語覚えられるかしら？」
そう言って優しく微笑んだ
その言葉の意味を反芻して
思い切りAを抱きしめた
その勢いで湯船から勢いよくお湯があふれ
Aがけたけたと笑う
俺の嬉しさも一気に心からあふれ出したのだった
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mayu.(プロフ) - Non☆BDさん» コメントありがとうございます(*´ー｀*)迷走しています…ご期待に沿えるようにがんばります(´；ω；｀) (2018年2月1日 20時) (
レス) id: f5b19fa5d9 (このIDを非表示/違反報告)
Non☆BD(プロフ) - mayuさん、更新お疲れ様です、たくさんありがとうございます。ほんと続きが楽しみでドキドキワクワクしてます。お気に入りも増えててなんか嬉しいですね！また、待ってます！ (2018年1月24日 21時) (レス) id: 8b55ace9bb (このIDを非表示/違反報告)
mayu.(プロフ) - 白兎さん» コメントありがとうございます！前作と違って、書きたいことが明確に決まっていないので、迷走するかもしれませんが、同じような雰囲気の作品になるように頑張りますので、よろしくお願いします(*´ー｀*) (2018年1月21日 22時) (レス) id: f5b19fa5d9 (このIDを非表示/違反報告)
白兎(プロフ) - 待ってましたー！続編書いてくださってありがとうございます！更新楽しみにしてます！！ (2018年1月20日 12時) (レス) id: b7e0b01a02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mayu | 作成日時：2018年1月18日 0時
