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38 gd ページ38
俺の胸に顔を埋め
まだカタカタと震えるAの肩を
抱きしめながら、タクシーに揺られる
丈の短いワンピースの裾からは
細くて白い綺麗な太ももが伸び
俺の足と並んでいる
ぽたっ
と、落ちてきたものに気付き
Aの顔を覗き込むと
声も出さずに、ぽろぽろと泣いていた
『ほら もうなかなくて だいじょーぶ
そうでしょ？
もうちょっとはやく
いってあげれば よかったね？
おれがわるかったよ？』
できるだけ優しい口調でそう囁き
濡れる目元にそっと口をつけた
その時はじめて首に、あのブローチがゆらゆらと揺れていているに気付き
少し驚いたと同時に、嬉しさがそっと込み上げる
俺の先程までの怒りは薄れて、会えた喜びと彼女への愛おしさが心に広がっていった
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mayu.(プロフ) - のんちゃんさん» コメントありがとうございます(*´-`)少しずつですが更新頑張りますので、今後ともよろしくお願いします (2018年1月6日 10時) (
レス) id: 377b392ad8 (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん(プロフ) - いつもお話楽しみに読ませて頂いています！これからも楽しみにしています^ ^ (2018年1月1日 20時) (レス) id: a2f904df05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mayu | 作成日時：2017年12月28日 18時
