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お会計をトレーに置いて、
ユリの分のコートも持ってきておこうと
カウンターを降りると
後ろの若い男性たちの中の一人と
目が合ってしまった
何となく 少しだけ愛想笑いをして、コートを取りに行こうと歩きだすと
『おねえさん♩かえるの？』
その人は、そう声を掛けてきた
彼を見る前に、マスターを見ると
申し訳なさそうに、目配せをしてきた
「あ、はい もう帰ります」
口元だけ上げて、そう答えた
コートの元へ小走りで向かい
ハンガーに手を掛けたところで
右の手首を掴まれてしまった
恐る恐る、見上げると
余裕の笑みを浮かべる男の人
整った顔をしているが
見るからに派手で
そして、赤く充血した目が
彼がひどく酔っていることを表していた
『ぷはっ！そんな、こわがらないでよ
こんな、かわいいこ、なぐったりしないよ？
さっきから、ずっと みてたよ？せなか
やっぱり、かおもかわいかった』
そう言って私の腰に手を回し
自分の体に引き寄せてた
仲間達はみなニヤニヤしながら
このやり取りを見物している
少し身をよじったが
ますます力を込めて腰を抱いてきた
『こっちで いっしょに のもよ？』
腰ごと彼らのテーブルの方まで引きずられ、ヒールを履いていた私は、バランスを崩して転びそうになる
膝をついたところでその男に支えられた
彼の腕が私の両脇の下を通る
『あぶないよ？
ほそいからだだね
ますます、かわいい』
その片言の日本語に
背筋が凍った
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mayu.(プロフ) - のんちゃんさん» コメントありがとうございます(*´-`)少しずつですが更新頑張りますので、今後ともよろしくお願いします (2018年1月6日 10時) (
レス) id: 377b392ad8 (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん(プロフ) - いつもお話楽しみに読ませて頂いています！これからも楽しみにしています^ ^ (2018年1月1日 20時) (レス) id: a2f904df05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mayu | 作成日時：2017年12月28日 18時
