う〇ち味のフレンチクルーラーを拾った話【njsj】 (ページ8)

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8.今日は妖精が見えない日ページ8

やっべぇ勢いで走ってきちゃったけど、今回はドーナツいないんだ。人多すぎだよ!人前で術は使えないし、何処かひとけのない場所.....

パッと目に入った路地裏。奥に進むと不法投棄の自転車が散乱していた。ここでいいか、と鞄から札を取り出そうとする。すると、誰かに腕を掴まれる
「何すか、、」
「お姉さんこんなとこいたら危ないっすよ～」

派手な髪色のおっぺしゃんな男が、ニヤニヤしながら話かけてきた。関わるのが嫌すぎて言葉がでない。気がつくと周りを数人に囲まれていた。
「もし迷子だったら、俺らが案内するからさぁ～w」
「そー、ｽか、、」
「え?何?w緊張してる?」「大丈夫大丈夫、ナンパとかじゃないからさぁw」

鳥肌えぐぅ....殴りてぇ、でもやり過ぎると兄貴に怒られるしなぁ。まぢで全細胞が拒否反応起こしてる。しかし反抗することもできず。ただ持ち前のパワーで連れ去られてはいない。
そんな圧倒的ピンチな状況の中、どこからか小声が聞こえてきた。

「は??何あれ、最悪なんだけど。いっつもここ人通らないのにさぁ、、」
おうおう、イライラしてんなぁ。お前絶対友達いねぇだろ。てか男だろ!!助けてくれよ!!頼む!!

「うわっ、こっち見ないでよ!!僕関係ないじゃん!!(小声)」
は?んだよお前ぇ～!ちょっとでいいからこっちに来てくれ!!あーもう、ぷっちんしたからな。

「きゃーー!!そこの人ぉ、助けてくださーーい!!(棒)」
「あ?誰かいんのかよ」

「へっ??まっ、待ってよｯ、僕関係ないってば!!」
逃げようとして、私を囲んでいたチンピラに髪を引っ張られる黒マスクくん。なんか....ごめん。
まぁでも、あとは殴るだけなのでね。

黒マスクくんにチンピラ共が気を取られてる隙に、腹パン!!ひじうち!!目潰し!!鼻フック!!
「ぐっ!!」「がっ!!」「あべし!!」「ひでぶー!!」

「え、?...や、ヤンキーじゃん、」涙目になりながら後ずさりする黒マスクくん。
「助けてもらって、感謝の言葉もなしですか」
「巻き込んだのは君の方だけどね」コイツなんか同類っぽいな。

「ねぇ黒マスクくん。」「それ僕のこと?」
「そーだよ。名前なんてーの?」「教える訳なくない?w」腹立つぅ....
「あだ名でいいからさ、なんて呼んだらいい?」

「じゃあ、、ピースサイン...って呼んで。」

「おっけ。なんかお前オモロイし、連絡先交換しよ。」
「は??何言ってんの」

____Aは友達が増えた!!