う〇ち味のフレンチクルーラーを拾った話【njsj】 (ページ7)

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7.知能はクルーラー並みページ7

ドーナツを返すために本社の入り口で兄貴のアニキを待っていた。
そして、そこに現れた兄貴のアニキ!!

「え...」
髪の毛は?__ある!!なんで生えてんの?!兄貴より年上?__いーやあれは年下だな。
「甲斐田ぁ～!」「不破さん!遅いっすよ～」

この空間なんかスッゴいキラキラしてんだけど。二人の会話を目をひんむいて横からガン見する
すぅー、空気うまぁー。

兄貴のシルエットに隠れながら盗み聞きしていると....透明な入り口のドアを挟んで誰かと目があった。するとその人は口パクで「何してるの?」と聞いてきた。なので私は「コイツ返しにきました」とドーナツを指差す。するとその人はちらっと二人の様子を見た後、ドアから出てきた

「おい甲斐田ー!ふわこー!女の子ほったらかすなよー!!」
「うわっ星川?!」「あえ、」「ﾊｧｼﾞﾒﾏｼﾃ!」
「そういえばフワッチクルーラーを返すために待ってたんだった、、」
「忘れてんじゃねぇよ。」「うわ"っ、そこに居たの?!」

「ぇっと、ｽｩｰｰ、ぁざす.....」「アハハ、いいよいいよ!」
「てか甲斐田の妹ちゃん?連絡先交換しない?」「あ、ぁ、よかったら....!」

少し話した後、またねー!!と言ってその人は建物の中に入っていった。めっさ可愛かった。最高。
「A、アニキにフワッチクルーラー渡せる?」
「へっ?、あ、うん」

別に兄貴のアニキが怖い訳ではないが、ゆっくりゆっくり近付く。フワッチクルーラーを前に両手で突きだし、下を向きながら
「......お返し申す」「にゃはは、ありがとー笑」役目を果たし、ススス...と兄貴の背後に隠れる。
「相変わらずの人見知りだね、」「ん。」

「妹ちゃんやっけ?名前、聞いてもいいっすか?」
「ぇ、えっとｯ、甲斐田A!!デス、」「Aちゃんね、不破湊と申します」
そう言って微笑む不破さん。しっかりしてる、、眩しすぎて目が潰れそうだ、、

「不破さん!そろそろ行かないと時間ないっす」
「30分からじゃなかったっけ」「もう25分っすよ!!」

ん?待て。この流れだとさぁ、私一人で帰る羽目になるのでは?イヤだ!!絶対迷子になるよ!!
助けを求めるようにフワッチクルーラーを見る、が「ﾊﾞｲﾊﾞｲ」と手をふるフワッチクルーラー。
もう、終わったんだ.....

「あ、A。一人じゃ帰れないよね、」
その言い方はなんか....嫌味だな。舐めんなし!!一人で帰れますぅ!!

「大丈夫!!一人で帰れる!!」「えっ?」
そう言って私は、その場から走り去った。