3.どこかで見た気がしなくもない ページ3
一階の和室に寝転びながら、ドーナツに話し掛ける
「そーいや名前なんてーの?」
「ダブルメッシュノエンゼルフレッ、チガ、フワッチクルーラーデス!」
「間違えたんだね」は〜..可愛すぎる
そんな感じでダラダラしていたら、二階の方から足音が聞こえてきた。足音にしてはやけにでかいなと思っていたら、案の定叫ぶ兄貴の声が
「ちょっ、まっ、うわぁ"ぁ"!!」
「うるさ〜い!!なに〜!」「A"助けて!!殺虫剤!!」
兄貴の声にビックリしたのか、私の鞄に飛び込むドーナツ。許さないわこんな可愛い子いじめたら
あーあ、いーかんばい、いーかんばい、せーんせーに言っとこ!!!
ただし兄貴がピンチなのでアー○ジェットを持って階段を上がる。自分いい子過ぎて泣けてくるわ
「どこ?」「あ、あそこ」兄貴が指差す方を見ると
「こりゃ立派な百足ですなぁ〜」「うわぁ"?!ちょっ刺されるって!!は?!」
別に嫌がる理由は無いので素手で持ち上げる。そのまま窓からポイ。ペットじゃないから多分罰金は無いはず...
「まっじで助かった....」「これが妹ってもんよ。さぁ現金をよこせ」
「妹の態度なのかそれは」
「あ、そーだ!!兄貴に見せたいものがあるんだよね」「何ぃ、嫌な予感しかしないんだけど」
階段を降りてさっき居た和室に戻る。そしてドーナツが逃げ込んだ鞄をひっくり返す
「ウワッ、マブシイ」
「あ〜、?ん?ごめんちょっと疲れてるかも...」
そう言って目を擦ったり、二度見...五度見する兄貴。一方、兄貴の体によじ登るドーナツ。
あ、落ちた...
「え〜...と、これフワッチクルーラー、...だよね?」
「え!!なんでしってんの?!やっぱ魔だった?」そんなはず無いと思っていた仮説が脳裏に過る
「いや、そうではないんだけど...」
「じゃあ家で飼ってもいい?」「ダーメ。」「なんでぇ!!」
「その...アニキの、あ、事務所の先輩のペッt...マスコッツなんだよね」
お前はもう誰かのモノだったのか...。心の中で、手離したくない気持ちと飼い主が見つかって良かったという喜びが対立する。だがそれよりも一つ気になることがあった。
「え"!?嘘!?誰?!今日遊園地居た....ってコト?!」
「遊園地行ってきたの?!....一人で?」
「いや、ねぇ?スゥーー、トモダチトイッタシ???ウン。」「ボッチ。」「おい」
兄貴の足元からダメージを与えてくるドーナツ。たまに好感度補正してくるの何なんだ...
4.「もう」「やだ」「しにたい」→←2.抱きしめたいけど殴りたい
98人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あめ - めちゃめちゃ面白いです!!まさか妹設定もあるなんて歓喜しました。更新楽しみに待ってます! (2月28日 8時) (レス) id: a85ab24ed5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:尊いの飛び出し注意です | 作成日時:2024年1月23日 17時