2.抱きしめたいけど殴りたい ページ2
それにしてもこのドーナツ可愛すぎないか?拾って帰りたい。しかしこんな場所に居るということは、飼い主?所有者?とはぐれた可能性がある。
「君、迷子になったの?」
「イヤ」
「飼い主が迷子になったの?」
「ウン」
「大変だねぇ〜」
なんかスッゴい愛着が湧いてきた。この子の役に立ちたくてしょうがない。
足と顔面が痛いことはとりあえず置いておこう。普通に考えてこのドーナツは何だ?私今からプリキュアにでもなるのかな..なんて呑気に考えていた
「オネェサンワ、マイゴデスカ?」
「うん〜、迷子かも〜」「ザコ」「ん?!」
あ〜握り潰したくなってきたなぁ〜。唐揚げしか食べてないのと全力疾走したのとでとてつもない空腹に襲われる。そんな私は何を思ったのか、
「君って食べられるの?」
「ボクガイチバンオイシイデス!」
「へ〜、なんの味?やっぱドーナツ?」
「ウンチデス!」
「.......。真ん中に穴が開いてないけど、そこも食べられるの?」
「ココカラウンチシマス!」
想像を越えた発言と微妙に噛み合わない会話。一気に食欲失せたかもしれない。てか真面目にコイツ何なんだよ(兄貴に見せよ。)
「なぁお前」「?」「ぐぅッッ」きょとんと首を傾げるドーナツ。かッわ...
「ちょっとごめんな〜」「ウワッ!」
申し訳ないが、ぐわしと頭?を掴み持ち上げる。
「ドコニイクンデスカ?」「ん?私んちだよ〜」
「ボクノシュジンワ、イツモサビシイッテイッテル」
一気に連れて行きにくくなった。もしかしてコイツの飼い主子ども説出てきたぞ。だとしたらクソマズイんだが。結局、戻せばいいかという思考に至り家に向かう事にした
「_______________。」
ーーー
家に着き、この謎のドーナツを兄貴に見せようと階段を駆け上がる。
(研究室には...いない!!じゃあ部屋か)
「兄k、」声を掛けようとして慌てて黙る。兄貴の部屋の扉には、"入るべからず"と書いた紙が貼ってあった。
「配信中か...」
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あめ - めちゃめちゃ面白いです!!まさか妹設定もあるなんて歓喜しました。更新楽しみに待ってます! (2月28日 8時) (レス) id: a85ab24ed5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:尊いの飛び出し注意です | 作成日時:2024年1月23日 17時