大鷲達の最後の愛物語〜３〜

愛しき人 ページ9

アムールsaid

私は貴方を思っていた
貴方のことが大好きだった
愛していた

それでも貴方は私を見なかった
共に冒険する仲間としか見ていなかったのね

私は失恋したわ
とても悲しかった
そして私は彼に出会った
エンゲル

目の見えない可愛そうな天使

私は彼と共に暮らした
貴方を忘れるために

とても幸福な時間だったわ

でも まるで花火のごとくそれは消えた
彼を逃がして私は死にかけた
いえ…本当は死んだのよね

あの時の貴方は悲しそうな顔で

ごめんなさい
貴方を愛してた

心から

それなのに
貴方と子供二人を残して死ぬことを許して？
どうか他の人と幸せになって？

貴方を愛してた
アムールより





俺は彼女を愛した
愛してしまった

だから切り離した

俺が彼女に好きと伝えたら
壊れてしまいそうな気がしたから

俺は…………弱虫の臆病者さ

彼女が笑って消えた時
伝えればよかった

君を愛していたと

俺の弱虫が臆病が
本音を隠した
彼女を深く傷付けた

結局

俺は……。

愛していました→←約束

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す