大鷲達の最後の愛物語～３～ (ページ13)

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ごめんなさいページ13

アムールside

最近私のside多いわね作者
(すいません今俺sideは意識がないんでできないでやんすby現実作者)
まぁいいわ

崩れかけている黒色の空
光なんて一切入ってこない

まるで今の彼の瞳みたいね
ふわふわと白い羽が地面へと落ちていく
貴方を私が治せるかなんて無理よね

だって今の貴方にはあの子しか
白蛇紅ちゃんしか映っていないのでしょう？

私は貴方の愛する人には結局なれなかったってわけね

別に辛くないわ
だって今の私には家族がいるもの

貴方にも沢山の仲間ができているから
私は彼の…グレーの近くに寄る

ア「グレー…」

光のない真っ暗な瞳
その顔は絶望でいっぱいで

その顔じゃ私のことなんて覚えていないのね

エ「アムール！？」
後ろを振り返るとエンゼルディズクールトワメザンジュ
そして

白「グレーは…！？」
あの子の愛しの白蛇紅ちゃん

ア「…みて」
空が壊れ森が枯れ生き物がどんどん死んでいく

これが神達さえも恐れた力
グレーを不幸にさせた力の正体

生まれつき彼は不幸だった
自分自身が破壊の力を持っていることなんて知らなかった
それを神達が恐れ彼を不幸にした

悲しみの中彼は白蛇紅ちゃんに会った

彼のあんな幸せそうな顔は見たことがなかった
それだけ白蛇紅ちゃんと一緒にいたのが幸せだった

だからそれが崩れた時

あの子が壊れた

自我を保てなくなった

グレーside

「綻びを見るたびに心の何処かで思い出しなさい」

どうしようもないほどに
世界は理不尽にまみれていたのだと

俺はどう生きればよかった？

どうすれば幸せになれた？

答えなんて返ってこない

だって俺は

一人なんだから