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42 だから....／K ページ42
「えっ？あっ？なんかヘンなこと言いました？俺っ。」
「...いえっ、違います.....。」
「.........えっと....、」
「ちょっと.....主人が亡くなった時のことを思い出してしまって....こんな時にすみません。」
「.......。」
「こんな時期でした。キンモクセイの香りがしてて.....。」
「そう、なんだ。」
「私と出会わなかったら......あの人の運命は違ってたのかとか.....
そんなことも考えたりしました。」
「まぁ...それは...ね？」
「だから大野さんと出会ったときも.....本当は怖くって.......。」
「幸せにならなきゃね？」
それがあの人の想いだから。
「えっ？」
「幸せにならなきゃ、ですよ。」
俺が笑ったら
そうですね、と彼女も笑顔を見せた。
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作者名：ちび
| 作成日時：2013年3月7日 16時
