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3 俺らに自由は、ない。 ページ3
「...........二ノ、次。」
「はい.....。」
翔くんと入れ替わるように
二ノが出て行った。
「.............。」
「さっきも言ったけど....智くんさ、自分がなに言ってるかわかってる....？」
「.....わかってるよ。」
「結婚だぞ？しかも相手に子どもがいるって？！」
「そ、そうだよ。」
「デキ婚だって未だに騒がれんのにっ、血のつながらない子のだよっ？
親父になるって.....っ、どんだけだよっ！」
「何が悪いんだよっ？！」
「自分の立場考えろって言ってんだよっ！」
「嵐だから？！芸能人だからか？！俺だって一人の人間だよっ？」
「俺らにそんな自由は許されねぇんだよっ！」
そんなこと
わかってるよ俺だってさ。
今は....一人の人間の前に’嵐’だって....’芸能人’だって....
そこに俺っていう一人の人権が存在するのかさえ
疑わしい世界に身を置いてる事くらい。
けどさ....
愛しちゃったんだ、彼女らの事を。
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作者名：ちび
| 作成日時：2013年3月7日 16時
