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17 小さな気遣い屋さん ページ17
「なぁに？智くん。」
「俺は.....智佳ちゃんの本当のパパじゃない。」
「...うん。」
「本当のパパは智佳ちゃんのそばにいたくていたくてたまらなかったけど....
突然さよならしなくちゃいけなくなっちゃった.....んだよね？」
「.....ん。」
「..........。」
「智くん？」
不安そうなカノジョの顔。
「.....ぅん。俺は....智佳ちゃんのパパになれると思う？」
「.......智くんはママの事キライ？」
「え.....。」
「ねぇ.....、キライ？」
「ううんっ、大好きだよ。」
「智佳の事は？」
「もちろんっ、大好きに決まってるだろ？」
するとカノジョはにっこり笑って
「それならっ、大丈夫だよっ！」
「えっ.....？」
「お写真になっちゃったパパもね、ママと智佳の事大好きだったって
ばぁばが教えてくれたのっ。」
「智佳ちゃん......、」
俺と視線を合わせたカノジョは
急にシュンとした顔になって
「.......智佳が.....智くんの事....、’パパ’って呼ばないから.........？」
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作者名：ちび
| 作成日時：2013年3月7日 16時
