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試験前日
試験の為に福岡に前乗りして1日限定のホテル生活。
心配性な望くんは少し連絡が遅れただけで大丈夫か！？と鬼のように電話をしてくる。
『もー大丈夫だって笑』
望「飯は！？食うた！？風呂は！？」
『全部終わってもう寝るとこだよ』
望「朝絶対連絡してな！分かった！？」
『望くん寝てるでしょ』
望「頑張って起きるから！な！」
持っていくものの最終確認をし、備えて寝に入るがなかなか寝つけなかった。
0時、2時と刻々と時間だけが過ぎていく中で、寝ないとと思えば思う程緊張と不安でいっぱいになる。
たかが1日1人でいるだけでこんなになって、本当に福岡に来るってなったら大丈夫なんだろうか。
望「は…い、A…？」
『っ、会いたいっ…』
望「どうした！？」
寂しさが限界に達し、寝てると分かっていながらも電話をすると2コールぐらいで声が聞こえた。
その瞬間、更に涙が止まらなくなって思うように言葉がでない。
『寝れなくてっ…不安で…会いたいっ』
望「うん、大丈夫やで。もしかして1回も寝てないん？」
『うん…』
望「そっか、横になっとくだけでも違うと思うからとりあえずベッドには入っとき」
『うんっ…』
寝ろ！と無理矢理言わず私の気持ちを１番に考えてくれる。
そんな優しい望くんに何度助けられただろう。
望「さっき夢見てさー今日Aはちゃんと起きてんのに俺が寝坊して起きたら夕方やってん〜」
『寝すぎじゃん笑』
望「いやほんまそれやで、試験終わってるっつーの笑」
『正夢になるんじゃない？笑』
望「アホ！絶対起きる！」
時間を気にせずになんてない会話をしているうちに、電話は繋がったままいつの間にか眠りについていた。
なんとか時間通りに起き準備を終わらせホテルを出る頃、望くんからの着信。
望「もう出た！？試験票持ったか！？」
『受験票ね？笑』
望「どっちでもええどっちでもええ！とにかくやりきって来い！」
『うん、ありがとう』
少し前にお母さんが買ってくれたお守りを持って会場へと向かった。
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蒼乃碧(プロフ) - 初めまして。大ちゃんの登場にちょっと吹いたり、離れ離れが決まってるのでしんみりしたり…更新楽しみに待ってます^_^ (2022年9月23日 1時) (
レス) @page46 id: b2e7866667 (このIDを非表示/違反報告)
てら - 更新して欲しいです (2022年7月22日 0時) (レス) @page44 id: cd11592684 (このIDを非表示/違反報告)
加奈子 - 更新が24で止まってるんですけど…めっちゃ楽しみにしてます (2022年1月9日 20時) (レス) id: ba2cff1722 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ria | 作成日時：2021年9月30日 12時
