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Nozomu
3年、夏
望「おい、シカトすんな」
智「…え？のんちゃん？」
流「お前どしたんその髪」
智「誰か分からへんかったわ笑」
Aと付き合って半年。
変わったことと言えばタバコをやめ黒髪に戻し、毎日学校に行くようになった。
昼休み、遅れて来る2人を昇降口で待っててもスルー。
どんだけ気付かへんねん。
流「なんの心変わり？A？笑」
望「は？ちゃうから。なんとなくな」
智「Aちゃんビックリするやろな！笑」
いつもの体育館裏。
受験勉強で忙しくしてるAとは違って毎日暇な俺。
前までは毎日迎えに行ってたけど、そのまま塾に行ったりする事もあるらしいから最近は全く会えてなくて月に2回会えればいい方。
まぁでも分かってて付き合ったから勝手な事は言われへん。
流「神ちゃん、来週合コンあんねんけど来てや！」
智「また？嫌やって笑」
流「人数足りひんねん！お願い！タバコ1箱やるから！」
智「んならええけど〜」
流「望ー…は…」
望「行くわけないやろ」
流「よな」
一応聞いてみただけやん〜っと笑う流星、これで喧嘩して振られでもしたらどうすんねん。
たまったもんじゃないわ。
自分で言うのもなんやけどAと付き合って自分でもビビるぐらい変わったと思う。
Aが真面目で純粋やから尚更変わらざるを得へん。
真剣に就職先探そ。と意気込むと丁度担任が体育館の角から顔を覗かせた。
「小瀧ーちょっとええかー？」
望「急ぎー？」
「まぁ！」
流星たちに別れを告げ担任の元へ行くと連れられたのは資料が並んだ部屋。
「お前、最近どうしたん？」
望「え？何やねん急に」
「いやー学校も来るようになったし髪も、な？いやええことやで！」
望「色々あんねん。あとさ、俺でも行ける就職先ってある？」
「就職！？あるでもちろん！おーそうかそうか！そこまでやる気になったか！」
望「あのさ、福岡…とか無いよな？」
「福岡？なんで？無いこともないけど…」
大量の資料の中から"九州・沖縄"のファイルを取り出す。
もし、俺が着いていくって言ったらAはどんな反応するんやろ。
ふと無意識にそう考えることが増えた。
それだけ最近の俺は気持ちに余裕が無かった。
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蒼乃碧(プロフ) - 初めまして。大ちゃんの登場にちょっと吹いたり、離れ離れが決まってるのでしんみりしたり…更新楽しみに待ってます^_^ (2022年9月23日 1時) (
レス) @page46 id: b2e7866667 (このIDを非表示/違反報告)
てら - 更新して欲しいです (2022年7月22日 0時) (レス) @page44 id: cd11592684 (このIDを非表示/違反報告)
加奈子 - 更新が24で止まってるんですけど…めっちゃ楽しみにしてます (2022年1月9日 20時) (レス) id: ba2cff1722 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ria | 作成日時：2021年9月30日 12時
