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噂をすれば影というのは割と当たるもので、出入口に望くんの姿、と隣には女の子。
流「あ、望やん」
智「ほんまやー」
望くんは私たちには気付いていないくて、1番奥の席に座った。
ここはいつもみんなで来る場所だから、会う確率は高いのにそれでも連れて来るって事は紹介してもいいと思える子なんだ。
楽しそうに話す2人を見るとカップルに見えるなーなんて遠目でつい見てしまう。
「さっきのSNSの子？」
流「分からへんけどそうちゃう？」
『お似合いだね〜』
多分同い年ぐらいだろうけど、私とは正反対で大人っぽくてメイクも上手。髪の毛も茶髪ロングで綺麗に巻いてある。
私なんか黒髪ショートでメイクなんてしないし、あんな色気絶対出せない。
カッコいい望くんにはあんな子がやっぱりお似合い。
舞い上がっていた自分が恥ずかしくなった。
邪魔するわけにもいかないし、そのままそれぞれを過ごしお会計を済まそうとすると望くんがこっちに気付いて歩いてきた。
望「お前らおったんやー声かけてや！」
「デートの邪魔はできないよ〜笑」
望「はー？そんなんちゃうて」
流「お前次は誰やねん笑」
智「また知らん子やん笑」
望『A、元気やった？』
ノアたちの後ろで輪に入れずにいると、ひょこっと顔を覗かせる。
まさか私になんて思わなかったからビックリして上手く話せない。
『う、うん』
望「そっか！良かった！今からなんするん！？」
「え？何も話してないよー」
流「うん、特に決めてへん」
望「ならカラオケ行こうや！」
智「あの子どうするん？」
望「もう俺らも帰るとこやったから！」
「送って行かないの？」
望「バスあるし大丈夫やろ！」
外でしばらく待っていると本当にカバンだけを持って出てきた。
キャンプの日から会ってなかったし、しかも変に避けてしまってたからなんだか気まずい。
カラオケでも特に会話もなく、店を出た頃には外は真っ暗。
智「ノア帰ろかー」
「うん！」
流「またなー」
方向が同じ神ちゃんとノアは一緒に行ってしまって、流星くんも1人で帰ってしまった。
『じゃあ…またね』
結局いつも残されてしまう私たち。
変な間が空かないようにすぐその場を離れようとすると、望くんに腕を掴まれ、動けなくなっていた。
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蒼乃碧(プロフ) - 初めまして。大ちゃんの登場にちょっと吹いたり、離れ離れが決まってるのでしんみりしたり…更新楽しみに待ってます^_^ (2022年9月23日 1時) (
レス) @page46 id: b2e7866667 (このIDを非表示/違反報告)
てら - 更新して欲しいです (2022年7月22日 0時) (レス) @page44 id: cd11592684 (このIDを非表示/違反報告)
加奈子 - 更新が24で止まってるんですけど…めっちゃ楽しみにしてます (2022年1月9日 20時) (レス) id: ba2cff1722 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ria | 作成日時：2021年9月30日 12時
