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赤side
店員「ありがとうございましたーーー」
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手元には溢れんばかりの向日葵。
大好きな神ちゃんの笑顔が具現化されたような…
そう、一番好きな花。
勿忘草は神ちゃんからのメッセージやった。
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赤「俺は忘れてへんねんけどな。」
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大学のセキュリティなんてガバガバで
卒業生です、なんて言ったら一発で通してもらえる。
別に嘘やないから、犯罪でもなんでもないけど。
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久しぶりに校舎裏のレンガ造りの花壇は
前と何ら変わりなくただの土のまま。
世話をしていたのは神ちゃんだけらしく
神ちゃんが消えた日から花壇も冴えないままらしい。
土の中から申し訳なさそうに覗く雑草。
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赤「ま、こんなところで会えるかもなんて
安易な考えすぎるか！！笑」
向日葵は小瀧にあげよう。
月末がたしかあいつの誕生日やから
あ、でも花枯れるやろか、
まぁ、小瀧やからええか！
誕生日プレゼントなんて言ったらアイツも喜んで………
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赤「誕生日………………………………」
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すっかり忘れていた。
今日は神ちゃんの誕生日。
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？「シゲ……………………？」
甘い声が耳を擽る。
眩しい太陽に照らされながら
君は突然姿を現した。
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赤「神ちゃん………………」
緑「久しぶり。」
赤「久しぶり……」
.
ぎこちない会話が少し擽ったくて。
あの頃はもっと楽しかったのに、なんて。
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急に重みを感じる手元の向日葵。
あげるつもりやったんやけど
そんな急に渡されても困るかな、なんて言い訳さがしてた。
.
でもほら、一年に一度の誕生日やろ？
と心の中の誰かがエールを送るから…
赤「誕生日、おめでとう。」
.
黄色い花弁がゆらりと揺れて
真っ白な神ちゃんの手に渡った。
.
驚いた神ちゃんの顔。
そりゃそうや。
自分をを捨てた男から
急に女々しく向日葵の花束なんて渡されたら
驚くのも無理ない。
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a ma . ko(プロフ) - こっこさん» いえ、こちらこそ長らくお待たせしてしまい申し訳ありませんでした。 楽しんで貰えたようでこちらも嬉しいです。 またいいお話がおりてくれば、もちろん青緑さんも書かせていただきます！ また、お暇な時に覗いて行ってくださいね(´∀｀) (2019年5月15日 1時) (
レス) id: d37ff3db11 (このIDを非表示/違反報告)
こっこ(プロフ) - ありがとうございました。ハッピーエンドで良かったです。個人的には青緑が大好きなのでまたステキなお話期待しています。 (2019年5月10日 11時) (レス) id: 32c9600d6f (このIDを非表示/違反報告)
こっこ(プロフ) - しつこくてすいません。でもすごく嬉しいです！！楽しみにしています。ありがとうございました。 (2019年5月7日 11時) (レス) id: 32c9600d6f (このIDを非表示/違反報告)
a ma . ko(プロフ) - こっこさん» 下書きの奥底に眠っておりました… こっこさんには前作でも御要望を頂いていたのに、申し訳ないです！！ 次作は｢恋はいつも不釣り合い｣の続編です。 もう暫くお待ち下さい… (2019年5月6日 19時) (レス) id: d37ff3db11 (このIDを非表示/違反報告)
こっこ(プロフ) - いつも更新楽しみにしています。前の作品で「恋はいつも不釣り合い」というお話がありましたが、大好きで続編を未だに熱望しています。わがまま叶えていただけると嬉しいです。これからも楽しみにしています。 (2019年5月5日 21時) (レス) id: 32c9600d6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：a ma . ko | 作成日時：2019年3月15日 22時
