紅に染まれば ( 桃×赤 )

. ページ8

＿＿＿＿赤side


そんな俺の声を拾ったのは

小瀧…








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やなかった。








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青「お、ほんなら俺にもチャンスあり！？」


桃「は、？」


青「俺はシゲのことずっと

好きやったよ？

高校の時からずーっと。」


赤「え、？」


青「高校ん時は望おったし

我慢してたけどさー

今は望も奥さんおるし

止めるヤツがおらんやろ！！！」








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いや、待てや。

俺の気持ちはどーなんねん。








てか

カミングアウトがいきなりすぎや。







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赤「流星…まず、どれがほんまやねん。」


青「全部。





ごめんな、望。

お前が結婚してくれたおかげで

しげは俺と付き合いまーす！！！」



桃「え、いや…ちょ、っと待と？笑」


青「なんか文句でも？

もうシゲは望のもんちゃうもん！！」








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ズンズン話は進んでいくけどな

流星さんよぉ、

俺と付き合ってたことは

小瀧にとってはもう黒歴史で、

掘り返したくないことや。









赤「昔のことやしもうええやん？






小瀧の黒歴史やねんからさ、笑」









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上手く笑えてたやろうか…

不自然じゃなかったやろうか…









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青「シゲ……」

流星のちっちゃいちっちゃい声は

俺の耳に微かに届く。









もしかして流星は

俺の気持ちを察して

応援していたのかもしれないって

今になって気づいた。

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