. ページ32
＿＿＿＿桃side
昭子さんと喋ってから
俺は決意したんや。
.
桃「もうこれで…」
最低なやつやってことは
重々承知の上や。
.
花「望〜、珍しいなー
結婚してから望からデート行こなんて笑」
桃「まぁ…せやな…
忙しかったし色々あったし…」
花「望………？」
.
少し不安気なその瞳は
俺を捉えてはなさんかった。
.
花「……行こっか！！笑」
.
明らか作り笑顔の彼女は
何かを悟っているのだろうか。
「うん。」
＿＿＿＿＿＿ﾚｽﾄﾗﾝ
ご注文は＿＿＿＿＿＿＿＿
花「これと、これと…あとこれも！」
桃「あのさ…」
花「ご飯は食べよう。
二人でさいつもみたいに笑ってさ…
望のぷにぷにのほっぺにさ
ご飯いっぱい…つめ…てさ………
な？ご飯、はさ…………食べよ？」
.
彼女がいつ悪いことをしたっていうんや。
いつも側にいて、いつも笑顔で、
ちょっと鈍臭いけど、誰にでも優しくて…
.
桃「花恋はさ、俺になんて釣り合わんよ…
もったいないくらいいい奥さんで…｣
花「こ、これでも望の奥さんやねんで？
望はほかの人想ってたかもしらんけど
私は望しか想ってへんかった。
だから、望のことは分かりきってんの。」
.
花「知ってたし、重岡さんのこと。
隠す必要なんて無かったんに…」
桃「でも…」
花「言われへん方がよっぽど辛い。」
桃「ごめん…ほんまに…」
花「あ"ー、ちゃうねん！
責めたかったんやなくて…
ほんまは心から応援したかったんに…
心は正直すぎるみたいや…」
.
ふっ、と笑いかけてきた笑顔は
見たことのない彼女の顔だった。
.
出会った時の花恋は
あどけない笑顔だったはずなのに
いつの間にか大人の笑みを浮かべてたんや。
.
そしてこう告げた。
.
花「さようなら、望。
大好き…愛してっ…………ました。」
.
大粒の涙を流す花恋。
.
花恋は覚えてるよな…
ここは初デートの場所。
最初も最後もここでごめんな。
.
桃「今度来る時はさ、大事な人と来てな…」
花「ははっ、あつかましいわ、アホ笑」
.
そうして、最後になるこの時間を
心から噛み締めた。
.
例え、シゲのことを考えていても…
それでも…
花恋のことは大切な人やから…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 432人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
a ma ko(プロフ) - G.M.Lさん» 完結して日が経つのにも関わらずお目に通していただけて嬉しいです…*.'。そのシーンは私も大好きなシーンなので、気に入ってもらえて良かったです( ；；) これからも末永く応援の方よろしくお願い致します。 (2018年8月19日 19時) (
レス) id: 380c88ddd4 (このIDを非表示/違反報告)
G.M.L(プロフ) - 今更ながらに読ませていただきました。本当に面白かったし、泣けました。流星がカフェから出て1人で静かに泣いてたのを小瀧が見たという描写の所から最後までずっと泣きっぱなしでした。笑大号泣です。笑笑これからも応援してます。 (2018年8月18日 18時) (レス) id: 1498944345 (このIDを非表示/違反報告)
a ma ko(プロフ) - ゆり。さん» 最後まで応援ありがとうございました！また、長編も出すかもなのでそちらも応援して下されば幸いです*. (2018年8月10日 22時) (レス) id: 380c88ddd4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり。(プロフ) - 完結おめでとうございます！！！読んでいてわくわく、ドキドキ、きゅんきゅん、いろんな感情が楽しめました(^-^)素敵な作品をありがとうございました！ (2018年8月8日 7時) (レス) id: 2a1f697cc9 (このIDを非表示/違反報告)
a ma ko(プロフ) - けーた。さん» すみませんハラハラさせてしまいましたか、笑 同じ社会人としてそう言って頂けると心強いです… けーた。さんもお忙しいとは思いますので、少しでもお疲れを癒せるような作品を目指していきます！！ (2018年8月5日 22時) (レス) id: 380c88ddd4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：a ma ko | 作成日時：2018年6月22日 19時
