ホエールテール 4 (ページ7)

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鯨7 ページ7

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大塚「ここいい？」

「どうぞ」

『Hey,Hushi-!』

『Ab jetzt Mittagessen?』

『Also hoffe ich, dass es länger dauert.』

『Mahlzeit-』

大塚「何語？」

「ドイツ語」

大塚「留学生の友達出来たんだ」

「そうだね。東京知らない者同士って事で、
仲良くなった人達はそこそこいるかな」

大塚「俺大阪出身」

「俺は長崎出身」

大塚「…あ、そうなの！？
てっきりイタリア出身かと思ってた」

「元々小学生までいたけど、その後は海外だから
ほぼ日本もよく知らないかも」

大塚「マジか。あ、俺大塚達宣。
東京知らない者同士仲良くしてくれると嬉しい」

「こちらこそ。鯨伏A。
日本人の友達少数だから仲良くしてくれると嬉しい」

大塚「パクるなよ笑」
「真似したくなるタチでね」

大塚「まじか笑」

そう言えば大塚君って、ミアと同じ学部じゃなかったっけ？

まぁ、スポーツ科と言っても色々コースがあるみたいだから、同じコースだったら会う事もあるだろうし、いいや。

そう言えば冷蔵庫の中何かあったっけ。帰りに買って来なきゃ行けないものが、ミアに言われてあった様な気がするけど覚えてない。メモしておけばよかったって後悔だなぁ。

取り敢えずお米買って帰ろ

大塚「鯨伏君って一人暮らし？」

「いや、妹と一緒に暮らしてる」

大塚「あ、双子の？」

「うん」

大塚「どんな感じ？始まって間もないけど」

「特には？でもそろそろ代表招集かかるから、
直ぐに家も大学も行けなくなる位かな」

大塚「大変だね」

「事情話してはあるから、取り敢えずレポート提出で
融通が効いてくれてる辺り安心かな」

大塚「確かに」

まぁ、でも。そこは大学行く前と変わらないかな

高校の時もそんな感じで、代表での活動と並行してなんとか卒業はできたし。1年次の間なら、単位はあまり落としたくは無いけど、でも授業のレジュメとかなんとかは、事情を説明して対応してくれてるあたり、嬉しい事この上ない。

行ける日はあるから、その日はちゃんと大学には行くし、遠征とかとなれば、大学の部活も顔出しできるのも少なくなりそう。

そうなれば、実績作れるかな…俺

大塚「そう言えば、何で大学でプレー？」

「歳が近い人が多いからかな。日本での実績ゼロだから、
作るとしたら俺も歳が近い人達とプレーしたいし」

大塚「あー、確かに笑
同い年とか居ると、何かと心強かったりするし

歳が近い分、いい事は多いな」

「へぇ、そうなんだ」

大塚「うん。イタリアとかどんな感じだった？」

「俺我儘しか言ってない」

大塚「マジか」

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