勢揃い! ページ8
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『さっむ……………』
あまりの冷え込み具合に目を覚ます
まぶたを薄く開いて一番最初に視界に入ったのはカチカチに凍って白くなってる自分の髪の毛だった
『え……?』
完全にお酒が抜けて軽くなった頭で状況を整理する
今何時だ?ここはどこ?
確認しようとしても、スマホがない
もしかして私、冷凍保存されてる?
なにこれ、寒すぎて全然動けないんだけど
私このまま眠り続けてたら確実に死んでたよね
「だから絶対役に立たねぇ経費の無駄だって言ってんだよ!」
「お前は人殺ししたいだけだろ。梵天の将来をきちんと考えろ単細胞」
「あぁ!?」
目の前で叫び声が聞こえて思わず目を開いた
「……………あ、起きたぞ」
まだ9月だってのに黒のコートを羽織った蘭ちゃんと目が合う
最高の目覚めになった、と言いたいところだが
「もうこいつに決めさせようぜ、ココは頭固くて話通じねぇ」
「お前が馬鹿すぎて理解できねーだけだ」
何やら手前でガミガミ言い合いをしていた三途春千夜に私は銃口を向けられていた
日本、なのに、銃………
唇は血液が冷たく張り付いてて動かなかった。そういえば私、りんちゃんを見て鼻血出したんだっけ。
んで、殺されるってか?
歯がカチカチと小刻みに音を立てる
やっぱこの人達、ヤバいやつだ………
と、今更現実を知るのだった
「寝起きのところ悪いが単刀直入に聞く。死ぬかここで働くか。選べ」
そう口を開いたのは真っ赤なカンフーコートを着た女性……ではなく男
『こ、ここ、ここここ、こ………』
「あ、ちょっと放置しすぎたか?寒いだろ?これ着ていーぞ」
優男蘭ちゃんは自分の黒コートを私の肩にかけてくれた
え?なに?死ぬんだけど
蘭ちゃんのコート身につけてるんだけど。こりゃもうすぐ死ぬ私への報いやな。冥土の土産にしよう。
てか九井一がいるんだけど
何その顔面、食べていい?
てかよく見たら奥にみんないるぅ!!!りんちゃん可愛いん!!
望月莞爾に明石武臣、そしてもう1人…
「全く、蘭が余計なことをするから……」
はぁ、と白いため息を落とすもう1人の黒コート
あぁ、ごめんね、れったん。あの頭の傷は怖いとか言って貶しちゃったけどめちゃくちゃかっこいいわあんたの旦那
『れったんがいつもお世話になってます。メガトマトです。』
「は?」
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うさ - 続きが気になるんだ...! (4月3日 9時) (レス) @page35 id: 4170d6f2b7 (このIDを非表示/違反報告)
わかちこ(プロフ) - 誰か続きを…続きを作ってくれ…おねがいだから、 (3月26日 9時) (レス) id: b1482de086 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあん - めっちゃおもしろいです!!天才ですか!? (2月11日 8時) (レス) @page31 id: 179fb6e736 (このIDを非表示/違反報告)
むーこ - 最高すぎます、、、、、 (12月16日 17時) (レス) @page35 id: 88cfac20e3 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ - めちゃくちゃ好き。続き気になります (11月10日 16時) (レス) @page35 id: acedfd8679 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:全身急所ちゃん | 作者ホームページ:http://mobile.twitter.com/zensinkyuusyo
作成日時:2021年11月25日 17時