センセイ___？【三途春千夜】

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「あんなに気持ちよくさせたんだからさ、あれはもう合意の上でシたって事でいーよね」




あーほら、またこういうこと言って




『その話はもうしないって約束したよね！？』




思い出したくもないのに、


一生忘れられないだろう、あの日のこと




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退職を迎えるベテランの先生との3ヶ月の引き継ぎ期間を終え、晴れてこの学校の養護教諭となることになった私




正直に言う、勝ちゲーだと思った



バリバリの進学校


綺麗な校舎に品行の良い生徒達、そしてまだ大学を出て2年ちょっとの私にも分け隔てなく接してくれる優しい職員方


養護教諭って、給料のわりには大分楽な仕事だ

毎日優雅にお茶を飲みながら雑務をして、保健室にやってくる生徒の相手をしてあげれば良い





「A先生！恋バナしてもいいー？」

「Aセンセー暇だから話そ〜」

「Aちゃん可愛い」

「Aちゃーん、ちょっと相手して欲しいな〜」




まだ若いせいか、私のいる保健室には沢山の生徒が不必要に出入りするようになった

んー、思ってたのと違ったかな


沢山の生徒が親しくしてくれるのは嬉しいけど、さすがに疲れる

そして、こんな立派な進学校にも、教師と情を交わしたいなんて考える生徒がいたのかと失望した





そして極め付きはこの男




『あ、おはよ』

「………」




毎日SHRが終わった後に生徒玄関ではなく保健室にある入口から登校をし、ベットに引きこもる少年


綺麗な顔だなぁって、呑気に思ってた


何聞いても無視するから心の病として扱ってたけど




「お前のせいで最近居心地わりぃんだけど」




突然お前呼ばわりしてくるもんだから驚いた


確かに前の先生の時よりは人の出入りが激しくなったからご最もですけど

居心地悪いなら教室に行ったらどうかな？




『えっと………ごめんね？』



一応謝っておくけど、適当な謝罪が彼の不機嫌さを増し増しにしてしまったようで



「自分の乳の大きさ考えて仕事選べよ」



と、とんでもなく失礼なことを淡々と吐き捨てる



「巨乳の女が白衣姿で保健室にいるとかエーブイかよ」




こういう反抗してくる生徒には、どうやって対応したらいいんだろう




経験の浅い私にはよく分からなかった





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