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「Aちゃーん、体調わるーい」
「ベットか〜して」
甘えるような声を出しながら入室してくる男子生徒2名
ニヤニヤしてる表情から、何考えてるかバレバレ
『……サボりなら保健室寄らずに帰ったら？』
毎度そう言ってるのにしつこい子達
「えぇー俺らAちゃんに癒されたいのに〜」
『はいはい。先生を呼び捨てにしないの。早退届書いておくから荷物まとめて帰って』
はい、行った行った。と急かすように声を掛けると顔を見合わせて不服そうな顔をする2人
「ちぇー、相変わらずガード固い」
「ダリーから帰ろーぜ」
ろくに挨拶もせずに靴のかかとを踏みながら出ていった
「ヤレそうでヤレねー女」なんて低レベルな言葉を並べながら
.
再び静かな時間が戻ると、カーテンレールの向こうで彼が寝返りを打つ音が大きく聞こえる
トン、と靴を鳴らす音が次いで聞こえた
寝返りじゃない、ベットから出る音だったのか
.
「…………だれ」
カーテンの隙間からひょこっと顔を出す、美少年
私がエクステに時間をかけても叶わないくらいバサバサな彼のまつ毛が瞬きと共に揺れ動く
『サボりの子。ごめん、起こしちゃった？』
「……や、起きてた」
クシャクシャになったワイシャツ姿で上履きを引き摺る生徒
『何してたの？』
私の方に向かって歩いてきたからてっきり手前のソファにでも腰掛けるのかと思ってると、素通りして私の背中に回る
「あーゆー奴らには、冷たくすんの」
『え？』
振り返ろうとすると、真横に彼の顔が至近距離まで来ていて、変に動くとぶつかりそうだ
「ヤレそうでヤレねー女」
『っ……』
耳元で、吐息混じりのイタズラっぽい声が囁かれる
おかげで私の体は過剰反応するのだった
「センセー？」
『………なに？』
「シたい」
『やだ』
少し離れてくれたと思ったらまた爆弾発言の繰り返し
「ヤリモクの生徒冷たく追い出した直後にあんあん言わされる背徳感たまんなくね？」
『全然』
「想像したら勃った」
……いちいち言うことじゃないよね、それ
『それは生理現象だから仕方ないけど周りに迷惑かけちゃダメだよ』
「迷惑じゃないでしょ、あんなアヘ顔で喘いどいて」
『…………』
おしとやかそうな顔しといて、言う事エグい
ちょっと動揺したとこ見せちゃうと、すぐ調子乗って自分のペースに持っていこうとする
そういうとこ、ほんと可愛くない
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shinox2(プロフ) - この後どうなったのか気になります！！ (2021年11月10日 17時) (
レス) @page8 id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
全身急所ちゃん(プロフ) - RIOさん» ありがとうございます！三途の沼深いっすよね〜🥰 (2021年10月15日 7時) (レス) id: 2e87942ef6 (このIDを非表示/違反報告)
RIO - 小説読ませてもらってます!三途くん…イイですね〜笑更新頑張ってください！ (2021年10月14日 6時) (レス) @page6 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：全身急所ちゃん
| 作成日時：2021年10月13日 23時
