厄介ファンだと思ってた！【三途春千夜】

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問題！私は今何をしてるでしょう！


A:変態キモオタから逃げ回ってる

B:バグが起きてる頭を整理してる

C:催涙スプレーを構えている





正解は……



「逃げてんじゃねぇぇ！！メス豚があぁぁぁぁ！！」




全部でしたー！！




そう、さっきまでサイン会で幼稚園児のような会話を繰り広げた相手と今度はリアル鬼ごっこを繰り広げてます！


1度食らって学習したのか、スプレーを持っている右手はかガッツリホールドされてしまい、逃亡開始早々に詰んでしまう



いや、あの光景を目の当たりにして逃げない人逆にいる？






とりあえず手が潰れそうな程痛いから離して欲しい……

ヤツはどうやら私とみょんたんを別人として扱ってるらしい

なら簡単には離してくれなさそうだな……






『ちよちよ、痛いっ……♡』


喰らえ！！必殺、みょんたんモード！！


きゅるきゅるお目目で上目遣い！




プライベートでこんな事するの初めてです。






「………」





お？効いてる？これ効いてるくない？




息巻いた様子のちよちよさんは突然にして固まった



と、思いきや………




『ぐがっ……！！！』




一瞬にして私の視界の中で天地がひっくり返り、ドーンと大きな音を立てて床に寝そべった




…………はにゃ？



背中と胸が激痛なんだが！？


天井を見つめていると、突然視界にピンク髪が乱入




『………え？蹴った？』



乳房蹴られたんだけど


私のおっパイクッションで大した事ないけど





「てめぇ、よくのこのこと面出せたな。この前の借り、きっちり返してやるよ」




そしてそのまま馬乗りになられる



あー、みょんたん攻撃効かなかった感じね

うん、それはもうどうしようもないね





私が手に持ってた催涙スプレーはいつの間にか上にいるこいつが持ってる



「てめぇもせいぜい催涙スプレーの痛みを思い知れ」



え、待ってそれは無理



『やだ！やめて！絶対痛いやつ！！』


「ギャーギャーうるせぇ。目の裏にまで浸透させてやるよ」



噴射口が目スレスレに構えられる

ツーンとした刺激臭が私の鼻まで到達する
やばい！こんなの食らったら2日は動けない自信あるんだけど！



『ちよちよ待って！たんまたんま！！』

「気色悪ぃ呼び方してんじゃねぇ」

『おめーだよっ！！！』

「あ？」


やべっ！本音がポロッと出ちゃった！！

どうしよう！もうなす術なし！！

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