第１０話―太宰の思考 中「俺だって疲れてンだよ！」 ページ12
「まず、ハッキリ云って面倒事は嫌いだ。
彼処(あそこ)で彼の娘を始末すれば、
学校は大騒ぎになるに違いない。
そうなれば、捜査は更に行き詰まるし、
若し彼の娘が異能者だったら、尚のこと…」
「そうか…確かにそうだな」
納得したが、正直云うと何処か引っかかる返答だった。
「それなら、記憶喪失にしてでも
始末は逃れなければいけない」
「この位判るだろう？」と溜息を漏らして呆れた顔を俺に向けた。
腹立つ此奴！！！
俺は更に資料を握り締めた。
「余り資料をぐしゃぐしゃにしないでくれるかな？
後で読みにくくなるじゃないか。
…真逆そんな事も頭に無かったとは云わないよねぇ？」
俺の手から資料を奪った後、にやりと顔を歪めた太宰に、
かなりの殺気を憶えた。
「さて、中也を弄るのにも飽きてきたし、
私は先に帰るよ」
「は、おい！手前ッ！」
これからの捜査の仕方を話し合う心算でいた俺は、
太宰を引き留めようと立ち上がった。
が、「今後についてだけれど…」と振り返るものだから、
意味は無かった。
「引き続き、平凡に学校生活を送りながら任されたクラスの生徒を観察する事にしよう。
今回の任務の課題は、
一般人に気付かれないようにすること。
明日の夜の任務は深夜だからね、
その心配はないだろうけど、念の為気を付けよう」
「それだけだよ」と云い残して、
作業室を出て行った。
＊〜＊〜＊〜＊〜＊
うーん、作業室なんてあるんでしょうか？笑
幹部室でも良かったのですが、まだ"幹部"ではなさそうですし……
しかも、ただでさえ『森さんが手を出すのを早めた』と
設定を弄っているのに、これ以上弄ると同士に締められそうです；
あまり設定を弄らないように話を組み合わせる必要がありますね〜頑張ります！
１１才って感じじゃないですよね…^^;
第１１話―頭の怪我と記憶→←第９話―異能者は誰だ 太「ねェ、そろそろ夢主ちゃん出ても善いんじゃない？中也と話すの疲れたよ…」
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入浴(プロフ) - ゼロさん» わあ！ありがとうございます！！そう言ってもらえるととても嬉しいです！ (2018年2月10日 22時) (
レス) id: d6f7c6ac49 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ - 面白いです。 (2018年2月10日 22時) (レス) id: 598748d846 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：入浴 | 作成日時：2018年2月4日 1時
