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6.2人だけの月見 ページ8

コップを持って歩いていると、
離れの近くの縁側に日本号が居た。


「日本号さん、此処でしたか。
風邪、引いちゃいますよ?」


と言って私は日本号さんの隣に座る



「あ?良いんだよ。
酔い醒まし、って所だ」



そう言って、日本号さんはほんのり赤い顔で笑った
そんな日本号さんに、私は手に持っていたコップを渡した。



「はい、水です。
もう少し酔いが醒めるでしょう?」


そう言って私が微笑むと


「ああ、有難うな」



日本号さんはそれを受け取った




「月…綺麗ですね。
満月じゃなくて半月ですけど」


「…そうだな。
たった2人の早月見だ」




その後は、何も話さずに縁側に居た


「…ッ?!ゴホッゴホッ、ゲホッ…!」


急に咳き込み初め、日本号に倒れ掛かる体制になる


「お、おい、主?大丈夫か?!」


おそらく、薬研の所へ行こうとしているであろう
日本号の腕を掴む



「ゲホッ…大丈、ゲホッゲホッ、夫、ゴホッ、だ、から…」


「だがなぁ…!」


私を意地でも離すまい、と日本号の腕を掴んだ


「おね、が、ゲホッ、このまま、ゲホッゲホッ、
居て…!ゲホッ、ガハッ…」


日本号は呼びに行くのを諦めたのか、
私の体を抱き寄せ、背中を擦り始めた



まだヒューヒューとなる胸を恨めしく思いつつ、
背中の温もりで安心できた



「あ、りが…ゲホッ、ありが、とう…ゲホッ」


そのまま安心しきって、私は静かに目を閉じた




目が覚めると、布団の中だった
布団を畳み、大広間へ向かおうとする

すると、何か騒がしかった

7.初めの異変→←5.介抱



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なゆらー@受験生(プロフ) - 白黒熊さん» 同士が居られた……!見て下さりありがとうございます! (2018年5月16日 18時) (レス) id: f273c74d58 (このIDを非表示/違反報告)
白黒熊 - 日本号大好きです!ありがとうございます! (2018年5月16日 18時) (レス) id: d2848b9cf8 (このIDを非表示/違反報告)
なゆらー(プロフ) - ジョーカーさん» ありがとうございます!頑張ります〜(´∀`*) (2018年4月5日 20時) (レス) id: f273c74d58 (このIDを非表示/違反報告)
ジョーカー - 日本号さん好きです!更新楽しみに待ってます! (2018年4月5日 19時) (レス) id: fd426a3898 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なゆらー | 作成日時:2017年9月16日 20時

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