ホークス球団職員ちゃん3

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「わっっ！」
「うわ！Aちゃん！？」
「はい！Aですっ」
「なにしてんの」
「会いに来ちゃいましたエヘへ」






・






今日は1月9日です
そうなんです今日は
我らが明石健志さんの
32回目の誕生日なんです






・







「えっキャンプは？」
「今年も哲人と一緒にやってます」
「それは知ってるけど」
「今日はサボりました」
「ええ…(笑)」
「だって、今日はお誕生日ですからねっ」
「………それだけのために？」
「それだけとか言わない〜〜！！」







・





「はいっこれ！」
「…ん？」
「プレゼントですよ〜〜」
「まじ？くれんの？」
「当たり前じゃないですか！」
「嫁からも貰えないのに…」
「あら」





・






プレゼントの袋を手に持ちながら
ニヤッと口角を上げる明石さん








なんだこのかわいい生き物は…






・








私の人生、ほんとに
この人がいて良かった



この人と一緒の時代を
生きてるのが奇跡なんだな、うん




出会えてよかったな〜明石さんと。








・






「…………なに言ってんの？」
「あっ心の声漏れてました？」
「丸聞こえだから (笑)」





・




「あっじゃあ私帰りますね！」
「ん、もう？」



「今日中に帰らないと
てっぱちに怒られちゃうんでエヘ」


「そっかそっか…」



「…じゃあ、
自主トレ頑張ってくださいねっ」








「Aちょっと待って」
「ん、？」




・








「俺も出会えてよかったよ、ありがとう」








・





(ああ…明石さん……)
(生きてて良かったです)
(しかも最後、名前呼び捨て……)
(もう死ねます)





・

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