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「Aさーん、ここの編集なんですけどー」
「ちょっと待ってね!今これ片付けちゃったら行きまーす!」
「おーい、誰だー?冷蔵庫開けっ放しのやつー」
「わー!!ごめん!私だーっ!!」
QuizKnockに入社して3ヶ月。試用期間も終わりこれで本当に完全にQuizKnockの社員に。仕事は順調に分け与えられ、毎日バタバタ忙しくてそれでも楽しくてあっという間の3ヶ月だった。
kwmr「Aさん、毎日忙しないね」
fkr「今は楽しそうにしてるから良いけど大丈夫かなぁ。ご飯ちゃんと食べてるかな」
kwmr「ご飯のことは福良に心配されたくないでしょ、Aさんの方が野菜しっかり食べてるよ?」
fkr「俺が言いたいのはそういう事じゃなくて…」
sgi「Aー、そろそろ飯にしようぜー」
「須貝さん!これもう少しで終わるから待って〜…」
sgi「はいはい、休憩はしっかりとる!」
「え!わああああ、待ってええええ!」
kwmr「Aさん、連行されてったね」
fkr「そうでもしないときっとご飯食べないんだろうね。心配だなぁ」
kwmr「(福良過保護だな…もう27の女性だというのに…)」
fkr「俺達もご飯にしよっか」
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須貝さんに連行されて昼休憩を取る。連行した本人はコンビニへ出かけてしまったけど。冷蔵庫にしまったお弁当を取り出してデスクに、広げる。今日のおかずはオクラの天ぷらにきんぴらごぼう、鯖の照り焼きと卵焼き、ミニトマト。
「俺は魚と卵しか食べれないよ?」
「む、これは私のお弁当ですー」
私は好き嫌いないからなんでも食べられるのだ。そんな私の隣に座って机の上に置いたビニール袋から拳くんはツナマヨサンドイッチ、野菜ジュース、サラダを取り出す。
……ん?
「え!拳くん、野菜食べられるようになったの?!」
「サラダとか野菜ジュースくらいなら食べられるよ。後はドレッシング様様」
「ゴマドレいくつあんの……」
私が知っている拳くんは本当に野菜を食べなかったから、サラダを食べられるようになっていて驚き。ドレッシングの数も多いけど……
「Aが作ってくれたら頑張って野菜も食べようかなー」
「作ってあげるよ!いつも一人分作るの難しくて困ってたから逆に助かる!」
「え、いいの?」
「その代わり野菜きちんと食べてね?」
「う、はーい…」
「言い出したの拳くんだからね?」
余計なこと言ったかな…なんてブツブツ言いながらゴマドレをサラダにかけまくる拳くん。お弁当箱用意しなきゃな…でも拳くんってどんくらい食べるんだろ。
「ね、拳くん今日一緒にお弁当箱買いに行こ!」
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作者名:ひなた | 作成日時:2021年9月19日 10時