声優界のモテ男と歌姫【中村悠一】

声優界の歌姫42 ページ43

12月31日────




私は東京とは違う場所で年を越すとなる。





その場所は九州、なんで私がここで年を越すのかは単純だった。




年越しライブがあるからです。




モブ「夜遅いけど、頑張ってね。お客さんもみんな楽しみに待ってるからさ」




「私のためにホント申し訳ない。紅白やガキ使やジャニーズさんのがあるのに」




簡単に言えば、家でゆっくりしようぜのとのこと。





炬燵でゆっくりテレビ見て年を越そうぜぇって感じ。




モブ「ファンのみんなは三宅さんと一緒に越したいんだからww」





「分かりました。ファンの皆さんを楽しませます」





とりあえず、ステージに行く前にスマホを開き悠一さんに簡単に連絡を入れる。





「まだ年越して無いですがあけましておめでとうございます。悠一さんがこれ見るのちょうど年を越す位だろうと思い今送りました。今年もよろしくお願いします……これで送信っと」




どうせあっちも仕事で忙しいだろう、まぁ私はライブで今送るしかないけどね。




「皆さん、円陣しましょ！」




スタッフさんとダンサーさん達を集め、みんなで円陣を組む。





「ライブ盛り上げて行きましょう！」





モブ達「おぉー！！」




円陣を終え午後22時、遅めの年越しライブが始まった。





*

「皆さん、もうすぐ2016年が終わろうとしてます！」




ステージで歌い続け、もうすぐ新しい年になる。




「会場のお客さんとカウントダウンしたいと思います！残り15秒！10秒で皆さんカウントダウンお願いします！」




「行くぞ！10,9,8」




モブ達「7,6,5,4」




貴モブ達「3,2,1！！」




ﾊﾟｧｰﾝ！！←紙吹雪等が舞う




モブ達「キャーキャー！！」




「皆さん！！あけましておめでとう！！これからも三宅Aをよろしく！！」




会場が盛り上がる中、お客さんに新年の挨拶をし終えた後お客さんが“おめでとう”“今年も頑張って”等のありがたい言葉をもらう。




「さぁさぁ、まだライブは始まったばかりだ！最後まで盛り上がろうぜ！」




その言葉で曲が流れ始め、新年初のライブが始まった。





年越しライブ……年明けライブは大いに盛り上がった。

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