声優界のモテ男と歌姫【中村悠一】

声優界の歌姫37 ページ38

〜中村side〜

エンカウントの収録中、



杉田「最近ゲスト来ないよな〜」




中村「オファーはしてるらしいけど」




ゲームしながらゲストゲストと言う杉田に地味にイラつきながら杉田の質問に応える俺。




杉田「家主(宮野)来ないかな〜」




中村「宮野くんは忙しいだろ。水樹さんがこの番組に来てくれたのでもありがたかったんだ」




うん、水樹さんがこれに出てくれるとは思っても見なかったもんな。




杉田「中村〜。三宅さん出そうぜ」




中村「なんで‍？あいつ忙しいだろ」




杉田「いいじゃん。まともなゲームするから、言葉も控えるしね？」




絶対控えねぇだろお前、顔に出てんし！




中村「お前空気になるかもな」





杉田「それだけはご勘弁をぉ〜」←若本voice





中村「空気になっても良いならAと相談するよぉ〜」←若本voice




……若本さんの声マネでAの事呼ぶのやめとこ。




杉田「そういや、三宅さん午前の仕事終わったら、即帰ったけど用事とか？」




中村「用事だろ。俺にもそう連絡来たし」




ホント、一体なんの用事なのか……。





*

‍？「Aは彼氏いんの〜」




「何急に！いますけど何」




実家に帰り、お通夜を終え親戚一同と飲んでる中従姉妹の姉が急に言った。





Wikipediaで検索したら出るのにさ。




‍従兄「Aに彼氏とか無いわ。俺が貰ってやってもええで」




「遠慮します」




従姉「Aの彼氏って…同じ声優の中村悠一だったん！」




従妹「嘘ぉ！A姉ちゃんの彼氏中村さんだったん！ええな！カッコいいし」




何だこれ、通夜になんで私と悠一さんの話題で盛り上がる。




普通悲しみにくれるよね？めっちゃ盛り上がってるんですけど。




従弟「A可愛いからね〜。あっちもイケメンだし」




従妹「小野Dの方が私好き！ねぇねぇサイン貰ってきてよ〜」




従姉「じゃ私はきーやん(谷山紀章)で」





人気者になってしまうと、地元の人にこう言うお願いをされてしまう。





要はパシりに使われる！！




……サイン貰えるだろうか、ちょっと聞いてみよ。




親戚一同にバレぬように、小野さんと谷山さんに連絡した結果────




小野『全然大丈夫だよ！』




谷山『Aちゃんのためならいいよ！』




既読があっという間に着くなり……返事もOK。




今度お礼をしなくてはいけないな。





その後、次の日に告別式をして仕事がある私はそれが終わり即帰った。

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