声優界の歌姫22 ページ23
……ん?
「悠一さん今なんて?」
中村『え?俺も行くって言った。Aの地元に行ってみたい』
地元って…山と田んぼくらいしか無いよ?
あっ、車で数十分した所に海があるくらい。
「まぁ、良いですけど」
中村『サンキュー』
……ちょっと待て、
「悠一さん仕事入ってるんじゃ?」
中村『え?俺休みだぞ』
うわぁ、凄い奇遇なことに。
「それなら安心です。行く日は留守電で言った日にちです」
中村『わかった。そんじゃ』
悠一さんは電話を即切った。
私もお母に電話し直そ。
「あっ、お母?帰る日なんやけど。朝一の新幹線に乗ってそっちに帰るわ」
母『何時頃に家に着く?』
「知らん。家付近に着いたら連絡入れるわ。後、もう一人家に連れて来るから」
母はそこには何も触れずに“はいはい”とだけ言って電話を切る。
親や地元の友達と話す時、自然と関西弁と地元の方言が出るな〜。
「さて、帰る準備しとこ」
*
〜東京駅〜
「ふわぁ〜…眠い」
中村「まぁ、朝の6時過ぎだからな。みゃ〜さんは神谷さんに預けたの?」
「はい。テンションがとっても凄かったです」
東京駅に集合した私は、悠一さんと軽く話した後一緒にホームに入ってった。
勿論、眼鏡とマスクしてます!
「東京駅から峰山駅を大人2枚で」
窓口で行き先の切符を2枚購入して、そのうちの1枚を悠一さんに渡し6時30分発の新幹線に乗る。
中村「はい。切符代」
座席に座ったと同時に悠一さんは財布から1万円を出し私に渡す。
「ありがとうございます」
何か申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら、お金を受け取り財布にしまう。
中村「こっからAの地元って何時間位?」
「ん〜…駅に着くのが6時間位で、その後はバスに乗って10分ほど?」
苦笑いで悠一さんに言うと“長旅だな〜”と少しワクワクした感じでそう言った。
普通は呆れるかキレるかだけど……悠一さんは優しいな。
中村「今度休みがあったら香川行く?」
「行きたいです!本場のうどん食べたいですし、悠一さんの家族にも会いたいですし」
中村「了解ww」
また楽しみができたな〜。
悠一さんと香川に行くのが楽しみだ。
......................................................
続く
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榛季(プロフ) - yf0520tkym373ngさん» 薩摩弁ですか。なんか難しそうですね (2017年1月1日 2時) (レス) id: 217fb5223d (このIDを非表示/違反報告)
yf0520tkym373ng(プロフ) - 榛季さん» 今年は中村悠一さんの作品をいっぱい観ました。ただ『ドリフターズ』は北海道で放送されなかったので、ストーリーとは関係なく「どんな感じだったのかな〜…」と思いました。エンタメトピックスで見たら「課題は薩摩弁」という情報しか知りませんでした…。(汗) (2016年12月31日 21時) (レス) id: 2a91cf391d (このIDを非表示/違反報告)
榛季(プロフ) - きららさん» ありがとうございます!頑張って書いていくので楽しみに待ってて下さい!! (2016年12月28日 22時) (レス) id: 827f33106d (このIDを非表示/違反報告)
きらら - 続き、楽しみにしてます! (2016年12月28日 21時) (レス) id: 6cbba28cd0 (このIDを非表示/違反報告)
榛季(プロフ) - yf0520tkym373ngさん» そうだったんですか!確かに、娘とお父さんですね^^; (2016年12月26日 20時) (レス) id: 827f33106d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:榛季 | 作成日時:2016年12月5日 21時