兄妹?いえ、違います【キルア】

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次の試験…………それは料理。

何故ハンター試験に料理…………と思いながら私は豚を追いかけていた。

さすがにこの大きな豚を手刀で倒すのは無理がある。


A「んー、仕方ない。ミルにぃから貰った変なヨーヨー使うか。」


そう思ってヨーヨーを取り出そうとすると、眼の端にゴンが釣竿で倒しているところが見えた。

私はゴンに駆け寄り


A「ゴン、釣竿貸してよ!」

ゴン「いいよ!」


釣竿を借りて、豚の額に攻撃!

バシィィィン

見事に狙い通りの位置にヒットした。

で、丸焼きを作ったのはいいんだけど…………見事不合格。

なんだかんだあって、最終的にはゆで卵を作ることになった。

このマフタツ山のクモワシの卵で…………ね。

この絶壁から卵をとるの、あり得ないよね；；


A「ごくり…………っえい!」


思い切り飛び降りて糸に掴まる。

風を感じて…………今!

そう思って私は糸から手を離し、卵を取った。

どんどん落ちていく。でも心配ない、だって…………

ゴォォォォヒュオォォォン←

強い風が下から吹いて、私の体は絶壁の上まで上がった。


A「はむ…………もぐもぐ…………。っ!?おいひ〜〜///」


クモワシのゆで卵は今まで食べた卵の中で一番美味しかった。


キルア「俺のも食べる?」


いつの間にか隣にいたキルにぃが私にゆで卵を差し出す。

受け取ろうと思ったけど食べかけのゆで卵を見て、よく考えたら…………間接キスじゃん!?


A「あぁ、えっと、でｍ「俺は別にいいよ、ほら。」」


手のひらに乗せられ、そのまま口まで持ってかれる。

で、結局完食した。

間接キスと考えるとすごく恥ずかしいけど、今の私は男の子なんだと考えれば平気になってきた。

…………………ほんの少しだけ、だけどね。

8→←6

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