はたちあまりやっつ ページ30
運ばれている感覚があった。
歩く度に来る振動…小さい時にも同じようなことがあった。
朦朧とする意識の中で、助けを呼ぼうとの目だけで辺りを見回す。
口を軽く開いた途端流れ出る血。
その血は彼の戦装束を汚した事にも私は気づかなかった。
雨のせいで震えが止まらない…
知らない道をどんどん進んでいく三日月…
私はどこに連れていかれるのか…これからどうしたらいいのか…考えていた。
目が覚めると私は知らない部屋で寝かされていた。
ほとんど真っ暗な部屋…
1箇所だけ…高い所に窓のような穴が空いていて、外からこちらが見えるようになっていた。
布団から出て刺された部分を見ようとした時に、体が包帯で巻かれていていることに気付いた。
貴「触ったらまだ痛いな…」
すると…上から何か開いた音がした。
誰かがこっちに来る…
私は隠れようとしたものの、腕を見ると鎖が繋がれていた。
三日月「隠れようと思ったのか？琴音」
愉快に笑いながらその人は来た…
貴「私を家に返して下さい。こんな事をして、政府が黙っている訳ありません。直ぐに刀解されますよ」
すると三日月は優しそうに笑う。
三日月「俺の心配をしてくれるのか…いや、嬉しいな…はっはっは」
もちろん目は笑っていない。
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舞美(プロフ) - この作品好きです最高ですありがとうございます。これからも無理せず頑張って下さい(スライディング土下座) (2018年4月16日 17時) (
レス) id: 255c96dc1d (このIDを非表示/違反報告)
にゃんちゅー - 面白すぎてやばいです。。。はよ続き見たくて仕方ないので無理のないくらいに頑張ってください！ (2017年11月2日 16時) (レス) id: efefd20e2f (このIDを非表示/違反報告)
ももたろす(プロフ) - この作品大好きです(；＿；)これからも頑張ってください応援してます！ (2017年10月21日 23時) (レス) id: 2734e17d0f (このIDを非表示/違反報告)
残念なイケメン系女子(プロフ) - 良いですね!!ヤンデレ三日月!!やっぱり三日月って眼が恐そうなイメージあります!! (2017年10月16日 1時) (レス) id: 3a6694e634 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紀ヒロ | 作成日時：2017年10月1日 23時
